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全日本F3第11戦鈴鹿:坪井が逃げ切り2連勝! パロウが2位に続く

2017年06月25日 12:42  AUTOSPORT web

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連勝を飾り関谷正徳監督と喜ぶ坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)
全日本F3選手権は6月25日、鈴鹿サーキットで17周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がそのまま逃げ切り2連勝を飾った。

 前日の第10戦までは完全にドライコンディションで行われていた全日本F3の鈴鹿ラウンド。ただ、6月24日の夜から鈴鹿には雨が降った。25日の早朝には止み、レコードラインは乾いていたものの、コース上はウエットパッチが残る状況となっていた。

 迎えたスタートでは、乾いたライン上からスタートを切った坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、3番手スタートの高星明誠(B-MAX NDDP F3)は好スタートを切ったものの、2番手スタートの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)が遅れ、アレックス・パロウ(THREEBOND)にもかわされ4番手となってしまう。

 上位争いは2周目、パロウが高星をかわし2番手に浮上するが、その後トップ争いは1秒ほどの間隔を保ちながらの戦いに。坪井は後方からパロウのプレッシャーにさらされることになったが、最後までパロウとのギャップをコントロールし、リードを保ちきった坪井は、17周をきっちりと走りきり、第10戦の初勝利に続く連勝を飾った。

 2位はパロウで、ファステストラップもマーク。3位は高星となり、パロウはチャンピオンシップでのポイント差をわずかながらに詰めた。4位は宮田、5位は大津弘樹(TODA FIGHTEX)、6位は3台の争いを制した片山義章(OIRC F315)となった。

 F3-Nは、スタートで植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が前に出かかったものの、DRAGON(B-Max Racing F306)がポジションをキープ。そのまま逃げ切り、前日の第10戦に続く今季6勝目を飾った。2位は植田、3位は長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)となった。