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MORIWAKI MOTUL RACING 2017全日本ロード第5戦オートポリス 予選レポート

2017年06月25日 06:02  AUTOSPORT web

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高橋裕紀/MORIWAKI MOTUL RACING
6月24日(土)公式予選
激しい雨に濃霧。難しいコンディションの中、高橋裕紀:予選12番手/清成龍一:予選10位から決勝レースに臨む。

 全日本ロードレース第5戦「KYUSHU MOTORCYCLEFESTA 2017」が大分県:オートポリスサーキットで開幕した。前戦もてぎから2週間のインターバルで迎えたオートポリス大会。前週には事前テストが行われ、高橋裕紀が1分50秒127、清成龍一が1分50秒774のベストタイムを計測。

 この週末は雨という週間天気予報が出ていたが金曜日ART合同走行はドライコンディションで行われた。高橋は1本目1分50秒742、2本目1分50秒441。清成龍一が1本目1分51秒292、2本目1分50秒885と二人とも徐々にタイムを詰めてきた。

 天気予報通り朝から雨が落ちるオートポリス。しかも激しい濃霧に包まれレーススケジュールはディレイ。午前中のプログラムは全て中止。JSB1000クラスはこの日行われた唯一の公式走行となった。予定より大幅に遅れて14:35、ノックアウト方式から35分間の計時予選に変更して公式予選がスタートした。

 コース上にはところどころ川ができたり、池のような水たまりがある難しいコンディション。高橋と清成は慎重にコースイン、周回を重ねる。4周を経過した頃、雨脚が強くなり土砂降りとなる。各車様子見をしていたが予選終盤には雨脚が弱くなり最後のアタックに出た。

 清成は序盤に出した2分9秒649が予選10番手のタイムとなる。高橋は最後のアタックで出したタイム2分9秒973で予選12番手となった。

 明日の決勝レースも雨が予想されるが、MORIWAKI MOTUL RACINGは上位進出を目指して最後の詰めを行う。

高橋選手コメント
「雨と濃霧で走れるかどうか気になっていましたがなんとか予選を走れて良かったです。今回はウェットタイヤを数種類テストしていたのですが一周計測してピットに戻り、タイヤを変えて出ていった途端に豪雨となりました。雨脚が弱くなったので最後に出ていってタイムアタックを行いました。ウェットタイヤも比較ができて良いデータ収集ができたと思います。決勝レースに向けて方向性もつかめました。明日も雨が予想されますが基本的なセットは変えずに、明日の朝フリーで方向性の確認をして、決勝レースに臨みたいと思います。」

清成選手コメント
「事前テストからかなりマシンの方向性を変えるセットを組みました。オートポリスは9月にも開催されるので後半戦にバランスをよくするためにも大きくふってみました。しかし今日は雨、自分専用のマシンになって初めての雨でしたので難しい予選でした。今日はいつ赤旗になってもおかしくない状況だったのでタイムは出さなければならないのですが、攻めて転倒する危険を冒すわけにはいかないので状況を見極めながら走りました。結果手には序盤の4周までにタイムを出した人が上位にいます。自分も3周目にベストを出していますが、いきなりタイムアタックするにはリスキーだったので徐々にタイムアップを図ろうとした矢先にあの豪雨でした。 明日も雨のレースが予想されますが、自分は雨のSUGOで転倒しているのでその教訓を活かして上位を狙っていきたいと思います。」