24日、オートポリスで行われた全日本ロードレース選手権第5戦、JSB1000クラスの公式予選を終え、予選トップ3ライダーがセッションを振り返り、決勝への展望を語った。
■浦本修充(Team KAGAYAMA):予選ポールポジション
「ポールポジションが取れてうれしいと同時に、加賀山監督やスタッフ、スズキ、ダンロップといったみんなの支えのおかげでこの結果が残せたと感じています」
「雨はSUGOのときもいい感触だったので自信はありました。でも、今日みたいな状況ではいつ雨量が増えるか分からないので、一番最初にコースへ出てペースをつかみたいと思っていました。それがうまくいきました」
「事前テストを含めウエットコンディションが初めて。とにかく慣れることが重要で、ひたすら走ることが必要だったので、先にコースに出ました。最初の感触だともう少しタイムを詰められる感じでしたが、雨量が増えてペースを上げられませんでした。でも今日のコンディションにダンロップタイヤがすごくマッチしていて、ポールポジション獲得の大きな要因となりました」
「決勝でもトップ争いができると思っていますが、ほかのライダーも速いですし、簡単にうまくいくとは思っていません。気を引き締めて、チェッカーを受けるまで精いっぱい頑張ります。ポールからのスタートはうれしいですが、緊張もしますね」
■荒瀬貴(TEAM IZUMI With マッハ):予選2番手
「こんなところに来てすみません、という感じです。今日の予選結果はラッキーでした。自分だけではいっぱいいっぱいでしたが、浦本選手が前にいたので付いて行きました。うちのチームはプライベーターで、みんな仕事を休んで手伝いに来てくれているので、本当に感謝してます。明日も何とか転ばないように頑張って走ります」
「この会見の場にいられるだけでうれしいです。自分がレースを始めたとき、加賀山選手はスズキで走っていました。僕は秋吉選手と地元が同じで、当時いろいろアドバイスをもらっていました。年齢も同じで、そんな加賀山選手と一緒に並ぶことができてうれしいです。雨に感謝ですね」
■加賀山就臣(Team KAGAYAMA):予選3番手
「こうやって会見に出るのは久しぶりで、うれしく思います。もちろん自分の3番手はうれしいし、浦本がポールポジションを取れたことで、チームにとって大きなはずみになります。ウエットコンディションがダンロップにうまくはまってくれました。感謝しかありません」
「今日はずっと霧と雨で、ほかのクラスも予選が中止される中、JSBクラスもどうなるか分からない状況でした。ライダーたちはどう戦っていいか分からず、動揺していたと思うけど、予選が始まったら最初の4、5周で大雨になり、その前にペースを上げていたライダーがここにいるという感じです。雨量が増えてからは、僕らでもまともに走るのが難しかったですからね」
「予選前半にペースを上げきれなかった他メーカーのトップライダーも、明日はきっちり仕上げてくると思います。監督としては、浦本には気を引き締めて頑張ってもらいたいです」