中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 中上貴晶がオランダGP初日を2番手発進
パウィは総合29番手
2017年6月23日(金)
Rd.08 オランダGP
TTサーキット・アッセン
コンディション:ドライ
気温:21℃ 路面:30℃
2017年シーズンの第8戦オランダGPが、伝統のTTサーキット・アッセンで初日を迎えました。記念すべき第1回目のオランダGPが行われた1949年から連綿と続くこのグランプリは、今年で69回目を迎えます。昨年同地で初優勝を飾ったIDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、1分38秒216を記録して初日総合2番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは1分40秒402で総合29番手としました。
午前のFP1は、現地時間午前11時20分(日本時間午後6時20分)から45分間にわたって行われました。昨年のウイナーである中上は、今年も走り出しから力強いライディングで、トップからわずか0.245秒差の2番手タイムにつけました。パウィも堅実にコースの攻略を進め、32番手タイムを記録しました。
午後のFP2では、中上はユーズドタイヤを使用して決勝レースを見据えたシミュレーションを実施。セットアップを進めながらコンスタントに高いアベレージタイムをマークしました。パウィも走り込みを重ね、午前のラップタイムを1.5秒以上更新しました。
明日のFP3は午前10時55分にスタート。午後は、15時05分から決勝のグリッド順を決定する45分間の予選が行われます。
中上貴晶 (2番手 / 1’38.216 / +0.155)
「まずまずの初日で、フィーリングもタイムも着実に前進しました。カタルニアGPのあとに行ったテストでマシンがだいぶよくなり、今日も順調にセットアップを進めることができました。セクター1は、特に1コーナーの進入をもう少しだけ改善できれば、アベレージタイムがもっとよくなると思います。明日は天気があまりよくないようですが、しっかりと前進したいと思います」
カイルール・イダム・パウィ (29番手 / 1’40.402 / +2.341)
「FP1からFP2にかけて、立ち上がりの加速は少しよくなりましたが、切り返しではまだ課題を抱えていて、マシンの挙動が少し不安定です。信頼感を持って走れるように、明日はこの部分を改善していきたいと思います」
岡田忠之 チーム監督
「中上は、順調に今日のセッションを進めてきており、特に大きな問題も抱えていません。ユーズドタイヤでの走行も安定しているので、明日がレースでも大丈夫な状態です。パウィは午前から午後にかけて1.5秒以上タイムを更新しているので、順調に前進を果たしています。明日の予選が雨になっていいグリッドを獲得できれば、さらにレベルの高いMoto2クラスの走りを学ぶいい機会になるでしょう」