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インディカー第10戦:初日はペンスキー勢がTOP4を独占。琢磨は下位に沈む

2017年06月24日 10:32  AUTOSPORT web

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初日は15位と下位に沈んだ佐藤琢磨
ウィスコンシン州のロード・アメリカで開催されているインディカー・シリーズ第10戦。23日は2回のプラクティス走行が行われ、ジョセフ・ニューガーデンがトップタイムをマークし、チーム・ペンスキーがTOP4を独占する速さを見せた。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、15番手と下位に沈んでいる。

 インディアナポリス、デトロイト、テキサスと毎週レースを開催してきたインディカー。1週の休みを経て、ロード・アメリカからシリーズ後半戦がスタートした。

 初日は、45分間2回のプラクティスが行われ21台が走行を重ねた。

 午前中に行われた走行では、残り10分でライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がターン14でスピン。セッションは赤旗終了となった。

 トップはアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の1分43秒3285。シモン・パジェノー、ウィル・パワー、ニューガーデンとペンスキー勢が続く。



 午後のセッションではペンスキー勢がライバルを圧倒。ニューガーデンが1分48秒8229でトップタイムをマークし、パワーも0.0491秒差で2番手、ぺジナウが3番手、カストロネベスも4番手に入り1-2-3-4で初日を終えた。

 ホンダ勢はジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)の5番手が最上位だが、トップのニューガーデンとは0.6573秒差と離されている。


「今日は満足だったね。午後は少し気温が上がって少し暖かく感じた。僕たちはうまく取り組んだよ。上位を独占する強いクルマを持っていると思っている。トップにいるのは難しそうだけど、ここではベストなクルマじゃないかな。チーム・ペンスキーと一緒に楽しむよ」とニューガーデン。

 日本への凱旋帰国を終え、再びアメリカに戻った佐藤琢磨は、1回目のプラクティスで17番手、2回目も15番手とトップから1.1954秒差で下位に沈んだ。


「ロード・アメリカに戻ってくることは素晴らしいですね。ここは僕たちがレースをする最高のトラックのひとつです」

「今日はチャレンジングでしたが、先週テストをすることができなかったので、少し難しいと思っていました。追いつく必要があるし、セッション中に僕たちができることはほとんどなかった」

「明日のために働き続けるし、明日はコンペティティブなクルマが持てることを願っています」と琢磨は初日を振り返った。

 ビザの問題で入国トラブルに見舞われているミカエル・アレシンの代わりに、シュミット・ピーターソンの7号車を急きょドライブすることになったDTMドライバーのロバート・ウィケンスは、2回のプラクティスで28周を走行し、20番手で初日を終えた。


「今日は本当に満足しているよ。明らかに多くの進歩を遂げることができた。僕にとって大きなことはクルマはまだ無事で、大変なミスをしていないということだよ(笑)」

「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ミカエルがいつ到着するのか、次のセッションも参加するのかわからなかったので、変な一日だったよ。明日の朝もドライブするかもしれないので、夜通し働くつもりだし、チームの助けになるといいね」とコメントしている。