2017年F1アゼルバイジャンGPの金曜、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはフリー走行1=17位/2=12位、ストフェル・バンドーンはフリー走行1=15位/2=17位だった。
アロンソはFP2でギヤボックス関係とみられる問題に見舞われて、ターン16でマシンをストップ、走行時間を失う結果となった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
このグランプリを迎える前から、我々チームにとっては厳しい週末になるだろうことは予想していた。
今週末、フェルナンドには、ちょっとした、しかし優れたエンジンアップグレードが用意され、それを試した。しかしFP2でギヤボックスが壊れてしまった。これは金曜用ユニットで、かなり走りこんだものだった。そういう状況だったが、ある程度進歩を確認することができたのでよかった。
しかしながらドライバーふたりは(パワーユニットのエレメント交換により)グリッドペナルティを受けるため、最後列スタートか、ピットレーンスタートということになる。つまり、この週末を最大限に活用するには、通常とは少し異なることをする必要がある。
そのため、今日一日を集中的なテストセッションとみなし、通常の金曜とは異なるプログラムに従って作業した。もちろん、今回のグランプリを放棄するつもりはない。ファン、パートナー、ファクトリーであるウォーキング、さくら、ミルトンキーンズで懸命に働く仲間たちのために、いいレースをしなければならない。
しかしながら、今回は異なるアプローチを採り、いつもと異なる作業方法を試み、なんとか状況をよくする方法を見つけて、将来に向けて何か役立つものを学び取りたいと考えている。
(記者会見で今週末のマシンパフォーマンスについて聞かれ)全体的なパフォーマンスについては、ラップタイムを見れば分かる。単純な話だ。今週末の我々は非常に遅い。遅いだろうことは分かっていた。