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リアム・ペインら集結 高層住宅火災のチャリティシングルを発表<動画あり>

2017年06月23日 16:14  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アーティストらが熱唱(画像は『AFGVEVO 2017年6月21日公開 YouTube「Artists for Grenfell - Bridge Over Troubled Water(Official Video)」』のサムネイル)
今月14日に英ロンドンの高層住宅「グレンフェル・タワー」で発生した大火災は、駆け付けた消防士達も「経験したことがない規模だ」と愕然とするほどの凄まじい火事だったといい、推定死者数は現時点で79名と伝えられている。そんな中「ワン・ダイレクション」の生みの親サイモン・コーウェルがチャリティシングルのリリースを決定し、多くの人気アーティストが収録に参加した。

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今月に発生したグレンフェル・タワー大火災により80名近い人々が命を落としたが、警察などは「現時点で行方の分からぬ住人については死亡した可能性が高い」と発表しているほか、病院に搬送された住人の一部は重体だという。

この現場の近くで暮らす名プロデューサーのサイモン・コーウェルは大きな衝撃を受け、「怒りを感じ、とても動揺している」とコメント。 被害者を支援するチャリティ団体に大金を寄付した彼は有名アーティスト達を集め、「ひとりでも多くの人の力になりたい」とチャリティシングルを収録した。うちリタ・オラは、このように収録の感想を明かしている。

「素晴らしいことだわ。近所だったから、私にとっても辛いことなの。あそこでよく遊んだものよ。あの建物で育った友達で、まだ見つかっていない子もいるの。まさに悲劇よ。だから歌うのは辛くもあったわ。」

同シングルの楽曲に相応しいとして選ばれたのはサイモン&ガーファンクルの名曲『明日に架ける橋』(原題:Bridge over Troubled Water)で、収録に参加したアーティストはリアム・ペイン、ルイ・トムリンソン、ロビー・ウィリアムス、ジェイムズ・ブラント、クレイグ・デイヴィッドら。収益は犠牲者の家族、負傷者、さらに火災によりホームレスになった人々のために使われるという。

今回の火災発生後、大勢の消防士がまさに命がけで住人のレスキューと消火活動に尽力した。中には火傷を負った消防士もいるというが、治療がすむなり現場に戻り必死に消火活動にあたったという。それでも多くの命が奪われ、遺された家族は激しく動揺し深い悲しみに暮れている。「少しでも役に立てば」と多くのアーティストを集め曲を収録したサイモンは、出来上がった曲を聴くなり感極まり号泣したという。



画像は『AFGVEVO 2017年6月21日公開 YouTube「Artists for Grenfell - Bridge Over Troubled Water(Official Video)」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)