F1タイヤサプライヤーのピレリが、2017年シーズンの残りレースにおいてハードタイヤは使用しないと明言した。
今季新たなF1テクニカルレギュレーションが導入されたことに伴い、タイヤに関しても変更がなされた。新世代のマシンを想定してコンパウンドが定められたが、ハードタイヤは第5戦スペインGPに初めて導入されたところ、ドライバーたちから硬すぎてうまく機能させることができないとの意見が挙がった。
スペインでピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イソラは、鈴鹿での日本GP以外のグランプリではハードタイヤの使用を避ける方針であると述べていた。
しかしピレリは、日本GPを含め、今シーズン中はハードタイヤを使わないことを決定した。ピレリのスポークスパーソンは「今シーズン残りにハードを持ち込むことはないと申し上げることができます」とコメントしている。
ピレリは22日、第12戦ベルギーGPと第16戦日本GPに持ち込むタイヤを発表した。
ベルギーには、パープル・ウルトラソフト、レッド・スーパーソフト、イエロー・ソフト、日本には、レッド・スーパーソフト、イエロー・ソフト、ホワイト・ミディアムの組み合わせが使用される。