7月21日からテレビ東京系で放送される連続ドラマ『下北沢ダイハード』のキャストが発表された。
古田新太と小池栄子が案内人を務める『下北沢ダイハード』は、11人の劇作家が「下北沢で起きた人生最悪の一日」をテーマに、毎回設定や登場人物の異なる1話完結のコメディードラマを書き下ろすオムニバスドラマ。脚本家として上田誠(ヨーロッパ企画)、えのもとぐりむ(ぐりむの法則)、喜安浩平(ブルドッキングヘッドロック)、西条みつとし(TAIYO MAGIC FILM)、柴幸男(ままごと)、根本宗子(月刊「根本宗子」)、細川徹(男子はだまってなさいよ!)、福原充則(ピチチ5)、松井周(サンプル)、丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)、三浦直之(ロロ)が参加する。
今回発表されたのは、西条みつとし脚本、関和亮監督の『スーツケースの男』、細川徹脚本・監督の『違法風俗店の男』、喜安浩平脚本、関和亮監督の『夜逃げする女』、松井周脚本、スミス監督の『夫が女装する女』の4作品の出演者。
『スーツケースの男』には、SM好きという秘密を持つ国会議員・渡部修が女王様の命令で入れられたスーツケースを、誘拐犯が誤って持ち去ってしまうというあらすじ。渡部役を神保悟志、女王様の麗奈役を柳ゆり菜、誘拐犯役を吉沢亮、渡部の妻役を高橋ひとみが演じる。
『違法風俗店の男』には光石研、池田鉄洋、秋山竜次(ロバート)が本人役で出演。光石と秋山が入店した違法風俗店の風俗嬢・ユイ役を川栄李奈が演じる。
『夫が女装する女』では、麻生久美子が主婦役を演じるほか、女装癖のある夫・勲役の野間口徹、麻生演じる由紀子の友人・理沙役の西田尚美が出演する。
『夜逃げする女』は借金の取り立てに追い詰められ、男を殴ってしまった須田類が夜逃げを計画するというストーリー。類役を緒川たまき、類に殴られて動かなくなった原田役を山西惇、類の計画を手伝う深大寺役を志尊淳、原田の恋人で音信不通となった照美役を酒井若菜が演じる。
■神保悟志のコメント
(台本を読んでみて)正直、面白いなと思いました。でも「これ誰やんの?」と思いました(笑)。
全裸で一生懸命がんばってますんで、ぜひご覧になって下さい!...んふふふふ(笑)。こんな言い方もおかしいかもしれないですけど、でも本当にストーリー面白いんで、ぜひ楽しんでください。よろしくお願いします。
■吉沢亮のコメント
(台本を)読んでいてすごく面白いなと思いました。あとは笑えるところもありつつ、家族の愛情みたいなものも改めて感じる回でもあるので、ちゃんと感動といいますか、いい話で終わっていて、すごく観やすいと思いますし、いろんな意味で共感していただける部分がたくさんあると思います。ぜひ観て下さい!
■高橋ひとみのコメント
小さな事から大事件に発展して、もうダメだとなったところで、最高の幸せが待っている。見終わった時にほっこりする楽しいドラマになってます!
■光石研のコメント
今回は川栄さんと、ロバート秋山さんと僕と3人のトライアングルです。それがものすごく楽しみだし、見どころになると思います。ちょっとまあ今年で56歳になるんですけど、老体に鞭打って、怒鳴ったり泣いたりわめいたり、すっころんだり、いろいろこのドラマの中ではしております。そこを見て頂けると嬉しいです。
■秋山竜次(ロバート)のコメント
僕の役柄は違法風俗に行って、ガサ入れされる男、ピンサロにいるお客さんです。役としては秋山そのままなので、ロバート秋山として出してもらっています。
(実際ドラマと同じピンチが起こったら)本当にこうなるんだろうなと思います。もし自分がこういう状況になったら・・・と、何回かシュミュレーションもしましたもんね。ここから飛び降りれるのかなとか(笑)。
■川栄李奈のコメント
今回は風俗嬢というやったことがない役を演じさせて頂きました。光石さんと共演させて頂くのは今回で2回目で、すごく楽しく撮影できています。
光石さんがひたすらわちゃわちゃしていて、私はそれを見ていてすごく笑っているんですけど、セリフのやりとりも面白いですし、見ていて光石さんをちょっと応援したくなるような...そんな感じがしますね。光石さん、ピンチ感がすごく出ていて、すごく焦っているので、頑張って脱出してほしいなって思います(笑)
■麻生久美子のコメント
企画が素晴らしいなと思いました。演劇観るのも好きですし、小劇場の劇作家さんが書いてくれるっていうのは、とても魅力的だなあと。私の回以外はどんなお話なのか知らないので、他の話を観るのが楽しみです。みどころは、野間口さんがとても可愛いところと、みなさん真面目にお芝居しているので、状況がとてもおかしいところが面白いです。あとは、私のテンパってる具合とか観て頂けたらと思います。
■野間口徹のコメント
コントで女装したことはあるのですが、マニキュアを塗ったり、つけまつげをつけたり、こんな本格的な女装をするのは初めてです。手足の毛も剃りました(笑)。そういうわけで、この回の話が始まってすぐはキワモノの話なのかって思うかもしれませんが(笑)、実は家族のあったかい話です。出来上がりどうなるか、僕も楽しみにしています!
■西田尚美のコメント
みどころは、言うなれば“家族愛”みたいな感じですかね。
杉田さんちの家族の愛情といいますか、家族の絆がすごくよく見えるお話だと思います。参加できて楽しかったです。皆さんにもぜひ楽しんで観て頂けたらなと思います。
■緒川たまきのコメント
何よりもまず今回の企画にお声掛けいただいて、すごく嬉しいです。なかなかこういうものには出会わないと思うので。面白い本を書かれている方たちばかりのラインナップに驚愕でした。下北をよく知っている人にとっては、よくある下北の風景っていう感じがすると思うんですよね。その中での私たち女2人のあがき、ジタバタ感をぜひ見て欲しい(笑)...と思います。
■酒井若菜のコメント
大人の女性の青春ストーリーという印象を持っていて、30代後半の私が「あ、こういうドラマが見たかったんだ!」っていうストーリーになっているので、同世代の女性には本当に共感してもらえることがたくさんあると思います。もちろん男性に見て頂いても「女の友情って全然薄っぺらくないじゃん!あったかいじゃん!」って思ってもらえる作品になっていると思うので、意外と今までに見たことのないストーリーだと思います。誰かにとっての青春のドラマとして、「あー昔こんなドラマがあってさー。すっごい好きだったんだよね」って、いつかどこかで、例えば下北沢の飲み屋なんかで誰かと誰かが会話してもらえるような、そういう作品だと思います!
■志尊淳のコメント
僕が出演させていただいた「夜逃げする女」は、悲劇もある中、ドラマ性をすごく感じる部分もあって。一話完結の中にギュっと含まれている濃密さは、すごくみどころだと思います。僕が演じる深大寺という役も、類さんと照美さんと対照的で。また違った色があると思います。視聴者の方々には、肩の力を抜き、楽しくご覧いただきたいです。