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入国トラブルのアレシンに代わってDTMで活躍のウィケンスが急きょインディカー参戦

2017年06月23日 12:03  AUTOSPORT web

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急きょアレシンの代役を務めることとなったロバート・ウィケンス
インディカー・シリーズに参戦しているシュミット・ピーターソン・モータースポーツは、ミカエル・アレシンがビザの問題で入国できず、DTMで活躍しているロバート・ウィケンスを今週末のロード・アメリカ戦のプラクティス走行で起用することが発表された。

 2014年にロシア人初のインディカードライバーとしてインディカーに参戦したアレシン。昨年は初のポールポジションを獲得し、今季もシュミット・ピーターソン・モータスポーツからインディに参戦している。

 先週末行われたル・マン24時間にSMPレーシングから参戦したアレシンだったが思わぬトラブルに見舞われている。

 シュミット・ピーターソン・モータースポーツは、「アレシンは、アメリカに帰国するのを妨げるイミグレーション問題のためフランスから出発することができなかった」

「この週末のロード・アメリカ戦に参戦できるよう努力してきた。しかしながら、6月23日金曜日に行われるプラクティスにアレシンは間に合わない」と声明を発表。

 さらに「入国問題が解決されるまでカナダ人のロバート・ウィケンスが7号車をドライブすることを選択した」と明らかにし、チームはアレシンが到着するまでの間、チームメイトのジェームズ・ヒンチクリフと同郷の友人であるロバート・ウィケンスに7号車のドライブを頼んだようだ。

 メルセデスからDTMに参戦しているウィケンス。オフシーズンには、ヒンチクリフとお互いにマシンを交換しテストを行い、インディカー・マシンをドライブしている。


 2012年からDTMに参戦しているウィケンスだが、2010年にはGP3でシリーズ2位、2011年にはフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでチャンピオンを獲得し、F1マルシャ・ヴァージン・レーシングのテストドライバーも務めるなどフォーミュラカーでの経験も十分だ。

 金曜日のプラクティス走行に参加するウィケンスだが、予選と決勝への参戦は予定されていない。