MotoGP第8戦オランダGPの開幕前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが意気込みを語った。
■マルク・マルケス(MotoGPクラスランキング3位)
マルク・マルケス(ホンダ)にとって、アッセンは得意なコース。125cc時代の2010年に優勝、Moto2クラスでは2011年、2012年と連勝し、MotoGPクラスでも2014年に1勝を飾り、2013年と2015年に2位、昨年も予選4番手から、天候の急変で2パートに分かれたレースで2位に入賞するなど、MotoGPクラスステップアップ後の全戦で表彰台に立っている。
第3戦アメリカズGP以降、勝利から遠ざかっているマルケスだが、今季2勝目を挙げて、チャンピオンシップ争いでもポイント差を縮めるレースとなる。
「ポジティブなレースと手ごたえのあるテストの後で、早くバイクに乗りたい。同じレベルを維持したい。アッセンは好きなコース。過去にはエキサイティングなレースをして、いい思い出がある」
「アッセンのレースは、天候の予測が不可能で、変わりやすいから、2014年や昨年のようにうまく適応するために準備を整える必要がある。今年は全てのレースが予想できないから、表彰台争いを目標にタイヤとバイクのいいセットアップを見つけるために、金曜の朝から懸命に仕事を進め、集中しなければいけない」
■ダニ・ペドロサ(MotoGPクラスランキング4位)
ダニ・ペドロサ(ホンダ)にとってアッセンは、125cc時代の2002年にグランプリ初優勝を飾ったコース。最近のMotoGPクラスでは2010年に2位、2012年に2位、2014年に3位に入賞した経験を持つ。
昨年のレースでは2ヒート目のレース序盤に転倒を喫し、12位だった。ここまでの7戦で2度のノーポイントを喫しているものの、優勝1回、3位3回でランキング4番手につける。MotoGPクラスでのアッセン初優勝をねらう。
「カタルーニャで表彰台を獲得した後、オランダに臨む。オランダGPは状況に対応し、準備を進めるために、高い集中力が要求される。ドライコンディションで走れる時間がどれくらいあるのか分からない。タイヤテストが必要だから、各セッションを最大限に活かさなければいけない。もう一度上位を争うために金曜日の朝からプッシュすることが必要だ」