FIAは6月21日、ドリフト競技の世界大会『FIAインターコンチネンタル・ドリフティング・カップ2017』を2017年9月30~10月1日に、東京・お台場で開催すると決定した。
1980年代に日本で誕生したドリフト。現在は日本でD1グランプリ、北米ではフォーミュラ・ドリフトといった競技が行われているが、その世界一決定戦がFIAインターナショナル・ドリフティング・カップだ。
このFIAインターコンチネンタル・ドリフティング・カップではD1グランプリを主催する株式会社サンプロスがプロモーターに就任。日本から世界にドリフト文化を発信していくことになる。
そんな世界統一戦初戦は9月30~10月1日に東京・お台場の特設コースにて開催。具体的な内容は不明だが、世界統一レギュレーションが設定され、その下で競技が行われる。
世界統一戦開催に向け、FIAのジャン・トッド会長は「ドリフト競技はFIAが新たに始めるとても重要なカテゴリー。モータースポーツを世界中で発展させるにあたってドリフトは多くの若者にむけて素晴らしいアピールとなり、今後更に大きなカテゴリーに成長することが期待される」とコメントしている。
「FIAインターコンチネンタル・ドリフティング・カップを始める目的は、このモータースポーツを初心者からプロフェッショナルまでグローバルに展開させ続ける統一された新たな基準を築き上げることだ」
また、プロモーターを務める株式会社サンプロスの齋田功代表取締役は「日本発のモータースポーツの世界大会を、発祥の地で開催できることを誇りに思うと同時に、今後のドリフト競技への普及の礎を築きたい」と意気込みを語った。
なお、具体的な参加ドライバーやコースレイアウト、レギュレーションなどの情報は順次発表されるとのこと。日本から世界に羽ばたいたドリフト競技の世界一決定戦が、どのような形で開催されるのか、モータースポーツファンならば気になるところ。今後の情報にも注目したい。
大会の詳しい情報はFIAインターコンチネンタル・ドリフティング・カップの公式サイトまで。