ホンダは6月22日、7月27~30日に鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会に参戦する主要チームの参戦体制を発表した。
2017年で40回目の節目を迎える鈴鹿8耐に、ホンダ陣営の主要チームは新型ホンダCBR1000RR SP2を投入。タイトル奪還を目指す。
今シーズン、開幕戦からEWCに参戦しているF.C.C. TSR HondaはFIMスーパーバイク世界選手権(SBK)で活躍しているステファン・ブラドル、MotoGPのMoto2クラスに参戦中のドミニク・エガーターを迎え、優勝を目指す。
MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは、これまで鈴鹿8耐で3度の優勝経験を持つ高橋巧とMoto2クラスを戦う中上貴晶に加え、2016年のMotoGP第8戦オランダGPを制したジャック・ミラーを初招集。3年ぶりのトップチェッカーに挑む。
「EWCで戦うF.C.C. TSR Hondaのチームの一員として走ることができて大変光栄だ。また、40回目を迎える歴史ある鈴鹿8耐に参戦できることもうれしく思う」とブラドル。
「長時間の厳しいレースに向け、新型CBR1000RR SP2のセットアップをチームと一緒になって積み重ねていくことは、いつものレースとは違う難しさもあると思うけど、優勝という大きな目標に向かっていきたい」
また、ブラドルとタッグを組むエガーターは「昨年は思いもよらない転倒を喫してしまったが、チームの懸命のリカバリーの結果、ゴールを迎えることができた。今年もシビアなレースになると思うけど、優秀なチームと、新型CBR1000RR SP2で鈴鹿8耐を迎えることは非常に楽しみだ」とコメントしている。
今年が鈴鹿8耐初参戦となるミラーは「歴史ある鈴鹿8耐に、高い実力を持つMuSASHi HARC-PRO. Hondaから初めて参戦することとなり、胸が躍っているよ。普段のロードレースとは違った耐久レースへのチャレンジは、自分が大きく成長できるチャンスだとも思っている」と意気込みをみせた。
そのほか、ホンダ陣営の参戦体制は以下のとおり。
■第40回鈴鹿8時間耐久ロードレース ホンダ主要チーム参戦体制(6月22日時点)
ゼッケンチーム名マシンライダー名5F.C.C. TSR HondaCBR1000RR SP2ステファン・ブラドル/ドミニク・エガーター/未定19MORIWAKI MOTUL RACINGCBR1000RR SP2高橋裕紀/清成龍一/未定22Satu HATI. Honda Team AsiaCBR1000RR SP2ディマス・エッキー・プラタマ/ラタポン・ウイライロー/ザクワン・ザイディ72Honda DREAM RT 桜井ホンダCBR1000RR SP2水野涼/ジェイソン・オハローラン/未定79Team SuP Dream HondaCBR1000RR SP2伊藤真一/グレッグ・ブラック/ジョシュ・フック090au&テルル・Kohara RTCBR1000RR SP2秋吉耕佑/大久保光長島哲太104Honda Dream RacingCBR1000RR SP2山口辰也/未定/未定634MuSASHi RT HARC-PRO. HondaCBR1000RR SP2高橋巧/中上貴晶/ジャック・ミラー