MotoGP第8戦オランダGPの開幕前に、モビスター・ヤマハMotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ、モンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが意気込みを語った。
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング1位)
マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は125cc時代の2011年、Moto3時代の2012年にアッセンで優勝経験をも持ち、Moto2時代の2014年には2位に入賞した経験を持つ。MotoGPステップアップ後は、2015年、2016年と9位に入賞。
前戦カタルーニャGPではマシンが決まらず、10位入賞に留まったが、レース後のオフィシャルテストでは問題の改善に取り組み、アッセンでの巻き返しを誓った。
「アッセンはYZR-M1に合っているし、ボクのライディングスタイルにも合っている。これまでもアッセンではいいレースをしてきた。アッセンは好きなコースだし、いつもここで走ることを楽しんでいる」
「カタルーニャでの困難なレースの後、表彰台に立ち、より多くのポイントを獲得する必要があるので、アッセンに向けてモチベーションは高い」
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング5位)
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はアッセンで通算9勝を記録している。最近のMotoGPクラスでは、2013年、2015年に優勝を成し遂げ、難しい路面コンディションとなった昨年のレースでは、トップに立ちながら、転倒リタイアに終わってしまったが、その速さは健在。
前戦カタルーニャGPでは苦戦したロッシだが、得意とするアッセンで巻き返しを目指し、今シーズン初優勝をねらう。
「レースで苦戦したバルセロナで2日間のテストを行なった後、アッセンに向かうことができてハッピー。テストではいくつか興味深い解決策を試してみたが、それが正しい方向に進んでいるのかどうか、異なるコースで試してみたい」
「アッセンはいいコースなので、オランダの週末はいつも素晴らしい。いいレースがしたいので、アッセンで競争力があることを願っている」
■ヨハン・ザルコ(MotoGPクラスランキング6位)
ルーキートップ、インディペンデントチームトップのランキング6位につけるヨハン・ザルコ(ヤマハ)。MotoGPクラスでのアッセンは今回が初挑戦となるが、Moto2時代の2015年に優勝、昨年も2位に入賞している。
トップ走行中に転倒リタイアに終わった開幕戦カタールを除き、ここまでの7戦中6戦でシングルフィニッシュを飾っており、フランスGPに続く2度目の表彰台獲得に期待がかかる。
「アッセンはとても印象的なサーキット。天候により事態が複雑になる可能性があるが、チームもボクもできる限り最善の状況に適応する方法は分かっている。テストを含んで、カタルーニャでの週末はとてもよい経験ができた」
「そこで得た知識をオランダに生かし、できるだけいい週末にしたい。テストで得た情報をフリー走行から生かすことができるので、いいグリッドを得て、再び表彰台に立つことが目標となる」