映画『空飛ぶタイヤ』に高橋一生が出演することがわかった。
2018年に公開される『空飛ぶタイヤ』は、池井戸潤の同名小説をもとにした本木克英の監督作。トラックの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社の社長・赤松徳郎が、トラックの欠陥に気づき、製造元の大企業「ホープ自動車」リコール隠しを暴くために自力で調査を始めるというあらすじだ。主人公の赤松役を長瀬智也、会社のリコール隠しに気づいて葛藤するホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太役をディーン・フジオカが演じる。
高橋が演じるのは、ホープ銀行の本店営業本部に在籍し、グループ会社であるホープ自動車を担当している井崎一亮役。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始するというキャラクターだ。高橋と長瀬はドラマ『池袋ウエストゲートパーク』『ハンドク!!!』に続いて3度目の共演。フジオカとは初共演となる。
高橋は自身の演じた井崎について「秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ…という過大評価はできないですが(笑)」とコメント。
また本木監督は高橋について「作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います。低音の美声と、不意に見せる笑顔に世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました」と語っている。なお今回の発表とあわせて高橋のインタビュー映像が公開された。
■高橋一生のコメント
・オファーを受け、脚本を読んだ時の感想
池井戸さんの初映画化作品、しかも社会派人間ドラマということで純粋に嬉しかったです。
脚本を読んだ時に、あれだけ長い原作なのにシェイプされ、かつ原作に忠実で、非常に映画的なつくりも踏襲されているのではないかと思いました。
・3作品目となる池井戸作品出演に向けた意気込み
勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます。
・現場の雰囲気、初参加の本木組について
しっかりとお芝居を観てくださっています。監督だけではなく、スタッフ皆さまが役者に合わせて動いてくださるので、恵まれた環境だなというのが第一印象です。監督には安心して委ねられるので、今まで通り役と向き合って、今まで通り作品と向き合う、素敵な環境を用意してもらってます。
・井崎一亮の役どころについて
秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ…という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!
・観客にメッセージ
社会派というと定義づけられてしまうかもしれませんが、色々な人間が描かれていて、余すことなくそれぞれの人の魅力が描かれています。しっかりとした人間ドラマになっていますので、是非来年の公開を楽しみにしてくださったら嬉しいです。
■本木克英監督のコメント
作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います。
低音の美声と、不意に見せる笑顔に世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました。