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MotoGP:ドビジオーゾ、2016年の中盤から意識を変えたことが好調の理由と語る

2017年06月22日 06:02  AUTOSPORT web

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アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム
ドゥカティのアンドレア・ドビジオーゾは、自身のキャリアで初の2戦連続優勝を成し遂げたが、2016年の半ばに意識を変えたことがMotoGPでのパフォーマンス向上の助けになっていると語った。

 ドビジオーゾは、2016年のマレーシアGPを含めるとMotoGPでのキャリア158戦目にドゥカティでの初優勝を飾った。ここ数週間のイタリアGPとカタルーニャGPでの優勝により、最高峰クラスのドライコンディションで初の2戦連続の優勝を獲得したことになる。

 ポイントランキングの2位まで昇り、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスに7ポイント差まで迫っているドビジオーゾだが、レースの外での変化が助けになったという。

「昨年の半ばからたくさんのことを理解した」

「人生についてたくさんのことを理解したと思っている。生活やこのスポーツのことなどすべてについて、違うやり方で向かい合うようになったんだ」

「それは昨年と今年の僕の結果を比べてみて、今年がはるかに良くなっていることでわかる」

「本当に満足している。前よりもリラックスしていられるのが嬉しいし、いくつか物事の真の姿を知って、そうしたやり方で最大の結果を得ようとしている」

「昨年とは違う感じがするけど、それが今年の結果を出す助けになっているんだ」

 ドビジオーゾは昨年のイタリアGPを5位、カタルーニャGPを7位でフィニッシュしている。変化についてドビジオーゾは次のように答えた。

「いろいろなことについて説明できる人々に会うと、違った生き方ができるようになるんだ」

「人はすべて、それぞれ異なることを異なる人生の時期に理解したり、精神的に成長したりできるんだよ」

「小さな事も大きな違いを生み出す」

 ドビジオーゾは、2戦で優勝した後もタイトル争いの可能性については卑下しようとし、自身の勝利はドゥカティの「現実を反映していない」と語る。

 ドビジオーゾの優勝前、2017年シーズンの最初の5戦までのドゥカティには2回の表彰台獲得があったが、フロントロウからのスタートはなかった。そしてドビジオーゾも中速コーナーでのグリップ不足の解決が進まないことにフラストレーションを抱いているようだった。

「マシンは昨年のものとは違う。良い点でも、悪い点でもね」とドビジオーゾは語った。

「なんでか分からないけど、今年のチャンピオンシップは違う感じがする」

「タイヤの動きは良い時もあるし、ダメな時もある。ドゥカティにとって良い時もあるし、他のマニュファクチャラーにとって良い時もある」

「とても変な感じだ。でもどう対峙するかで、すべてにおいて違いを生み出すことができるんだよ」