ヨシムラジャパンは21日、7月27~30日にかけて鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会の参戦体制を発表した。
2017年シーズンは、フランスのカーメンテナンス・ケミカルメーカーのMOTUL(モチュール)と30年ぶりにタッグを組み、新型GSX-R1000で鈴鹿8耐に挑むヨシムラ。2017年のライダーラインアップはエースの津田拓也に加え、2016年にヨシムラの3位表彰台獲得に貢献したジョシュ・ブルックスと2014年のスーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオン、シルバン・ギュントーリを起用する。
チームを率いる加藤陽平監督は「鈴鹿8時間耐久レース40回目となった今年、ヨシムラスズキMOTULレーシングチームは津田拓也、シルバン・ギュントーリ、ジョシュ・ブルックスの3名で優勝を目指すことになりました」と次のようにコメント。
「新型GSX-R1000も全日本のレースを重ねるごとに開発が進んでおり、戦闘力の高い状態で決勝を戦う事が出来るでしょう。8耐に勝つ為にこのGSX-R1000をデビューさせたスズキさんからの期待や、いつも強力に応援して頂いているヨシムラファンの皆さんの期待を背負って、信頼できる3名のライダーと共にチーム一丸となって5回目の勝利に向かって全力疾走したいと思います」
ヨシムラ初加入となるギュントーリは、35歳のフランス人ライダー。2007年から2008年までMotoGPクラスに参戦。2009年からはSBKに参戦し、2014年にSBKチャンピオンを獲得した。
2017年はブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)にベネッツ・スズキから参戦。また、MotoGPで負傷欠場したスズキのアレックス・リンスの代役として第5戦フランスGPと第6戦イタリアGP、第7戦カタルーニャGPに出場した。
ギュントーリは「鈴鹿8時間耐久レースは、世界で最も重要で難しいことで有名なレースのひとつとして知られている。このようなレースに名門ヨシムラから新型GSX-R1000で参戦するのがとても楽しみだよ。最後に耐久レースを戦ったのは2010年ドーハで、とても素晴らしい結果だった。ドーハでGSX-R1000にて勝利して世界チャンピオンになったように、今回もまたチームと共に優勝したいと思っているよ」とコメントしている。
ヨシムラは鈴鹿8耐40回目の記念大会で2009年以来となる優勝を勝ち取ることができるか。活躍に注目したい。