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アデル、グレンフェル・タワー火災で活躍した消防士らをサプライズ訪問

2017年06月21日 18:24  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アデルが消防署へ(画像は『London Fire Brigade 2017年6月20日付Facebook「Adele paid an unexpected visit to Chelsea Fire Station yesterday to thank Red Watch firefighters for their work at the scene of the Grenfell Tower fire.」』のスクリーンショット)
今月14日に、高層住宅「グレンフェル・タワー」で大規模な火災が発生した。炎は建物全体に広がり大勢の死者が出るなか、近くに暮らすアデルは夫と共に現場に向かい被害者らを慰めていた。焼けつくすタワーを前に愕然とする人々を彼女がハグする姿も目撃されていたが、その日のアデルは果敢にも建物に入り救助活動を行った消防士達の勇気に胸を打たれたようだ。

14日に発生したグレンフェル・タワー火災では、多くの人々が負傷。死者は推定79人とも言われ、多数の住人が病院に搬送された。そんな中、なんと200名以上の消防士たちが現場に急行。火災発生から6分で到着し、1人でも多くの住民をタワーから救出するべく尽力したという。煙と炎がせまる中、生存者を見つけては抱えるようにして外に運んでおり、ある消防士は首に火傷を負い病院で手当てを受けるもすぐに現場に戻り再び消火活動に加わったそうだ。そんな彼らを「まさに英雄だった」と地元の人々は絶賛しており、『The Sun』も以下のような住人のコメントを紹介している。

「彼らはまさに、他人のために命をかけてくださった。確かにそれが仕事なのでしょうが、それ以上の働きをしてくださったのです。」
「タワー炎上から12時間以上が経っても、消防士たちはクレーンを使い必死に消火活動にあたっていました。」

火災発生時に現場を訪れた歌手アデルも、勇気ある彼らの姿に同じく胸を打たれたもよう。このほどアデルは消防署をサプライズ訪問し、窓をコンコンと叩き「ケーキを持ってきました!」と声をかけたとのこと。その時の様子を消防署の職員はこう語っている。

「ドアを開けてさしあげるとアデルさんはサングラスを外し、『こんにちは、アデルです!』とおっしゃいました。」

その後しばし署で過ごしたアデルは、写真撮影にも応じ署員を喜ばせた。

現在も火災原因を特定すべく調査が行われているが、一方で現場付近の住民らは衣類や食べ物を大量に寄付するなどし、住む場所や家族を亡くした人々への支援を続けている。

画像は『London Fire Brigade 2017年6月20日付Facebook「Adele paid an unexpected visit to Chelsea Fire Station yesterday to thank Red Watch firefighters for their work at the scene of the Grenfell Tower fire.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)