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NASCAR第15戦:トヨタはステージ1、2を制すも終盤失速。シボレーのラーソンが2勝目

2017年06月21日 11:22  AUTOSPORT web

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NASCAR第15戦ミシガンを制したカイル・ラーソン(シボレーSS)
モンスターエナジーNASCARカップは6月18日、第15戦ミシガンが行われ、カイル・ラーソン(シボレーSS)が優勝。ポイントランキングでトップに浮上した。

 200周で争われた決勝レースは60周目までのステージ1、120周目までのステージ2のどちらもマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)がトップチェッカー。通算10度目のステージ優勝を果たす。

 しかし、迎えた最終ステージでは前方でスピンしたマシンを避けるためランオフエリアの走行を強いられるなど不運があり優勝争いから脱落してしまう。

 代わってトップに浮上したのは、レース残り21周で迎えたリスタートでカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)を交わしたラーソンだった。

 ラーソンをラップリーダーにして迎えた192周目、中団争いをしていたライアン・ブレイニー(フォード・フュージョン)とダニエル・スアレツ(トヨタ・カムリ)、ダレル・ウォーレスJr.(フォード・フュージョン)が接触するアクシデントが発生する。

 これで弾き飛ばされる形となったスアレツは、コースイン側を走っていたダニカ・パトリック(フォード・フュージョン)とクラッシュ。ダニカのマシンはイン側ウォールに激しくヒットしストップしたため、イエローコーションが掲示される。

 車両回収を終え、レースは残り5周で再開。このリスタートを危なげなく決めたラーソンは、追いすがるチェイス・エリオット(シボレーSS)を振り切り優勝。2017年シーズン2勝目を挙げた。

 この勝利でラーソンはポイントランキングで640点まてポイントを伸ばし、5点差でトゥルーエクスJr.を交わすことに成功。ランキング首位に躍り出ている。トヨタ勢最上位は4位のデニー・ハムリン。ステージ1、2を制したトゥルーエクスJr.は6位でのチェッカーだった。

 モンスターエナジーNASCARカップ第16戦は6月25日カリフォルニア州のソノマ・レースウェイで行われる。