2017年06月20日 22:13 リアルサウンド
第二次世界大戦下のナチスドイツの実話を描いた『少女ファニーと運命の旅』から予告編が公開された。あわせて、少女ファニーのモデルとなったファニー・ベン=アミからのコメントが届いた。
(参考:『少女ファニーと運命の旅』予告編)
本作は1943年、ナチスドイツの脅威が広がる中、フランスからスイスの国境を目指して旅をするユダヤ人の少女・ファニーの実話をもとにした物語。
このたび公開された予告編は、両親からの手紙を読むファニーの姿から始まり、ドイツ軍から必死に逃れる子供達の姿が映し出されている。
少女ファニーのモデルとなったファニー・ベン=アミは映画について「当時の時勢や実際の出来事を、うまく反映していますね。映画としてとてもよくできた作品だと感じましたし、監督は私の心情をよく捉えてくれていると思っています」と語った。また、「このような体験をする子供たちが2度と出ないようにするためには?」という質問に「戦争を始める前に、一番の被害者となる子供についてよく考えるべきですね。結局、大人の決断によって、最も苦しめられるのは彼らなのですから」と答えた。
(リアルサウンド編集部)