バルテリ・ボッタスは、フェラーリとメルセデスとのパワーユニットの差は今ではわずかだと語った。
2014年のターボハイブリッド規則の導入以来、メルセデスはF1で指標となるパワーユニットを製造してきたが、近年はライバルのフェラーリもパワーユニットの性能を向上させてきている。フェラーリ製パワーユニットを使用するハースF1は、フェラーリ製の2017年型パワーユニットは最良のものであるとほのめかしている。
ボッタスはフェラーリPUについて、メルセデスのものに匹敵する力があるが、メルセデスPUは今もなお、予選においては優位性を保っていると語った。
今週始め、メルセデスのオイル・潤滑油サプライヤーであるペトロナスのプロモーションイベントにおいて、両チームのパワーユニットにおける性能について聞かれたボッタスは次のように答えた。
「差があったとしてもほんの少しのものだろう。フェラーリはメルセデスより強力だとは思わないけど、レベルはほとんど同じだ」
「僕たちの方が予選では少しだけ強いかもしれないけれど、大きな差ではないよ」
第7戦カナダGPでメルセデスは供給パートナーのペトロナスの新しい燃料を試用したが、ボッタスはこの燃料がわずかながらもパワーの増大をもたらしたと考えている。
「新しい燃料のおかげで少しパワーが上がった。ドライバーはそうしたことを常に感じとれる。小さなことだけど、F1では細部にまでこだわる必要があるんだ。特にフェラーリとの接戦を戦っているような時には、あらゆる小さな改善が助けになる」
「何回かの予選で、僕は100分の数秒や1000分の数秒差でセバスチャン(・ベッテル)の後ろになってしまった。だからバトルではすべてのことが助けになるよ」