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MotoGP:レディング、プラマックに残留希望も自身に決定権はないと語る

2017年06月19日 14:32  AUTOSPORT web

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スコット・レディング(プラマック・ドゥカティ)
スコット・レディングは、一番の希望は2018年もプラマックレーシングに残ることだが、決定権は自分の意志の及ばないところにあると認めている。

 レディングは2シーズンをホンダで過ごした後、昨シーズンにドゥカティのサテライトチームに加入。シーズン中盤にはランキングを10位まで上げたが、最終的なランキングは15位だった。

 また、昨シーズン後半、プラマック内部で起こった2017年仕様のマシンを賭けた戦いにおいても、レディングはチームメイトのダニロ・ペトルッチに敗れた。

 今年、レディングは2016年仕様のマシンで最初の2戦をトップ10以内で終え、ペトルッチから2つ下のランキング12位につけている。一方のペトルッチは第6戦イタリアGPで表彰台を獲得している。

 今シーズン末で契約が切れるレディングはチームに残りたいとしているが、プラマックの計画が出てくるのを待つと語っている。

「このチームに残れたら嬉しい。でも彼らが契約してくれなかったら、僕は他の選択肢を探してそちらに行かなければならない」とレディング。

「僕の希望よりも彼らの希望によるんだ。ドゥカティは僕に合っていると思うから、一番の希望はチームに残ることだ」

「すごく競争力のあるバイクだしね。彼らが僕を残したいと思うか、そうじゃないかによるんだ」

「そういうことだから、どうなるか待ことしかできない」

「彼らが僕のことを要らないというのなら、他を探す必要がある。彼らが契約してくれたら素晴らしい」

「いつ頃結論が出るのか言うのは難しいな。自分の実力を見せる時間を持てるよう、もう少し後だといいね」

「でも自分の実力を証明しなきゃいけないポジションにいるのは嫌なものだ」

 レディングは今シーズン、開幕戦カタールGPで2016年仕様のマシンで7位フィニッシュを果たし、この結果に満足している。一方のペトルッチは2017年型で初期の不具合に苦しんでいたが、今では開発が進みその不具合も解消されている。

 2016年型ドゥカティに乗っている3人のランキングは、アルバロ・バウティスタが11位、レディングが12位、エクトル・バルベラが16位となっている。

「“悪い筋書きの中で一番ましなもの”という感じだけど、それほど悪いわけじゃない」

「このパドックに来て2~3年になる。MotoGPで数年過ごしたけど何も前に進んでいない」

「フリー走行では自分のポテンシャルを見せられることもあるけど、自分が良いレースをできている時は、バイクに何かが起こるんだ」

「どこに行くことになるか、様子を見る必要がある。僕はあれこれ選べる立場にいないんだ。それは僕がポテンシャルを見せることができていなからだけど、僕が予想するような結果はデータに出てきてくれないんだ」