SBKは6月18日、第7戦イタリアのレース2が行われ、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)が優勝した。
青空が広がったミサノサーキット、レース2は気温27度、路面温度43度のドライコンディションで始まった。なお、チャズ・デイビス(ドゥカティ)は昨日の転倒で怪我を負いレース2を欠場している。
オープニングラップはリバースグリッドでフロントロウからスタートしたチャビ・フォレズ(ドゥカティ)がリード。ジョルディ・トーレス(BMW)、トム・サイクス(カワサキ)、ジョナサン・レイ(カワサキ)、メランドリと続き、5台のトップ集団が形成される。
5周目、トーレスがペースダウンしたフォレズをかわして先頭に立つとペースアップ。すぐにサイクスも2番手に浮上するとトーレスを追い始める。フォレズはそのままピットに戻ってしまった。
フォレズが戦列を離れて4台になったトップ集団。トーレスが抜け出しかける。それを見たメランドリがカワサキ2台の前の出てトーレスを追う。
トーレス、メランドリ、サイクス、レイの順でテール・トゥ・ノーズの緊迫状態のまま周回が進む。
残り10周を切ったところでメランドリがトーレスを捕らえてトップ浮上。サイクスとレイはトップ2台に離されながらもランデブー走行を続行。残り7周。レイがサイクスを捕らえて3番手浮上。トップ2台との差を少しずつ詰め始める。
レース終盤はメランドリがトーレスを突き離してトップ独走体制に移行。残り3周。2番手を走行していたトーレスがいきなり手を挙げてスローダウン。悔しさを全身で表しながらマシンを止める。
これでレイが2番手、サイクスが3番手に浮上。メランドリはレイに2秒以上のアドバンテージを構築すると、そのまま逃げ切りトップチェッカー。今季復帰後初優勝を飾った。
また、同日に開催されたWSSでは渡辺一樹(カワサキ)が12位、大久保光(ホンダ)が15位とポイントを獲得。國川浩道(カワサキ)は21位でゴールした。
■SBK第7戦イタリア レース2結果
Pos.No.RiderTeam/MachineTime/Gap133M.メランドリAruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R)33'40.89621J.レイカワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)0'01.113366T.サイクスカワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)0'01.285460M.ファン・デル・マークパタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1)0'13.364550E.ラバティミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF)0'19.917632L.サバドーリミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF)0'26.019735R.デ・ロサアルシアBMWレーシングチーム(BMW S1000 RR)0'29.724888R.クルメナヒャーカワサキ・プッシェティ・レーシング(Kawasaki ZX-10R)0'30.183936L.メルカドIODAレーシング(Aprilia RSV4 RF)0'37.447106S.ブラドルレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(Honda CBR1000RR)0'42.6511186A.バドビーニグリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)0'57.5241237O.ジェゼックグリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)1'10.654R81J.トーレスアルシアBMWレーシングチーム(BMW S1000 RR)4LapsR2L.キャミアMVアスグタ・レパルト・コルセ(MV agusuta 1000 F4)7LapsR22A.ロウズパタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1)10LapsR15A.デ・アンジェリスペデルチーニ・レーシング・SC-プロジェクト(Kawasaki ZX-10R)15LapsR12X.フォレズバーニーレーシングチーム(Ducati Panigale R)15LapsR61F.メンジーVFTレーシング(Ducati 1199 Panigale R)15LapsR40R.ラモスチームカワサキ・ゴー・イレブン(Kawasaki ZX-10R)18Laps