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ル・マン24時間:1号車ポルシェが16時間経過後も首位をキープ。2号車も追い上げ

2017年06月18日 13:32  AUTOSPORT web

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ル・マン24時間をリードする1号車ポルシェ919ハイブリッド
第85回ル・マン24時間耐久レースは、スタートから3分の2となる16時間が経過した。トップを走る1号車ポルシェ919ハイブリッドは、着実にレースをリード。2番手にはLMP2クラス/ヴァイヨン・レベリオンの13号車オレカが続き、3番手には同じくLMP2のジャッキー・チェンDCレーシングの38号車オレカが同一周回で続いている。

 トヨタ勢2台のまさかの戦線離脱により、スタートから大きなトラブルなく走り続けているのは1号車ポルシェのみという状況となった2017年のル・マン24時間。空が少しずつ明るくなりはじめるなか、1号車は着実に走行を続け、LMP2の2番手13号車オレカに対し、10周という差をつけている。

 一方、LMP1クラスの2番手には、トラブルから復帰した2号車ポルシェ919ハイブリッドがつけているが、現在10番手まで追い上げることに成功した。この後フィニッシュまでに現在5周の差がある13号車オレカとの差を逆転することができれば、ポルシェの総合ワン・ツーとなる。

 また、同じくトラブルにより1時間59分のピットインを強いられた8号車トヨタTS050ハイブリッドは、現在LMP1クラス3番手、総合27番手までポジションを戻した。ただ、ル・マン24時間ではLMP1のクラス表彰式というのは行われておらず、今後総合の表彰台に届くかどうかは追い上げ次第だが、現在の上位との差を考えると少々厳しい状況となっている。

 LM-GTEプロクラスは、200周を終えてもいまだ上位3台ほどが同一周回。91号車ポルシェ、97号車/95号車アストンマーチンが順位を入れ替えつつ走行を続けている。

 レースは5時41分、カーティングコーナーでTDSレーシングの28号車オレカがクラッシュ。このためセーフティカーが導入された。今後さらなるドラマが展開されるのか、注目どころだ。