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ル・マン24時間:レースは折り返し。1号車ポルシェがリードを築く

2017年06月18日 10:52  AUTOSPORT web

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ル・マン24時間をリードする1号車ポルシェ919ハイブリッド
第85回ル・マン24時間耐久レースは、スタートから半分となる12時間が経過した。レースはトヨタ勢の相次ぐアクシデントにより、1号車ポルシェ919ハイブリッドがレースをリード。2番手にはLMP2クラスのヴァイヨン・レベリオンの13号車オレカが続いている。

 スタートから8時間が経過した後の0時43分、トップを快走していた7号車トヨタTS050ハイブリッドがクラッチトラブルによりリタイアを喫し、さらに1時13分には、9号車トヨタがフューエルカットに入ったときにLMP2クラスのCEFCマノーTRSレーシングの25号車とヒット。タイヤバーストに見舞われ、車体内部のラインを切ってしまい、こちらもリタイアとなった。

 これで首位に立ったのは、スタート以降ピットレーンでのスピン程度でほぼノートラブルの1号車ポルシェ919ハイブリッド。そして総合2番手には、なんとLMP2クラスの13号車オレカが続くこととなった。LMP2の2番手争いは、ヴァイヨン・レベリオンの31号車オレカとジャッキー・チェンDCレーシングの38号車オレカが争う展開となっていたが、31号車は3時14分にガレージイン。短時間の作業だったが、38号車に先行を許している。

 LMP2トップを走るヴァイヨン・レベリオンの13号車は、今季からフランスので国民的人気を誇るコミック『ミシェル・ヴァイヨン』とコラボレーションしており、このまま13号車が総合の表彰台を得た場合、フランス国内では大きな話題になりそうな予感だ。

 ただ、フロントアクスルドライブのトラブルを修復した2号車ポルシェ919ハイブリッドが現在追い上げをみせ総合16番手までポジションを上げているほか、フロントモーターのトラブルに見舞われ、現在唯一残ったトヨタ勢である8号車トヨタTS050ハイブリッドが総合54番手から、現在総合40番手までポジションを戻している状況だ。

 一方、LM-GTEプロクラスはアストンマーチン勢がレースをリード。12時間経過時点で95号車が首位だが、3秒差でチームメイトの97号車が続き、トップ9までが同一周回という混戦ぶりだ。LM-GTEアマクラスは、JMWモータースポーツの84号車フェラーリがリードしている。