2017年6月17日午後6時(現地時間)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company
WEC第3戦 ル・マン24時間 決勝速報No.1
スタートから3時間経過。TS050 HYBRID #7が首位、#8が2位を順調に走行
#9も5位で健闘中
午後3時にル・マン24時間レースのスタートが切られ、最前列に並んでスタートを切ったTOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、3時間経過時点でも1位、2位を走行。#9号車も5位で走行を続けている。
TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
1時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 17周
2時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 32周
3時間経過時点(小林可夢偉): 1位 50周
TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
1時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 1位 17周
2時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 2位 32周
3時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 2位 50周
TS050 HYBRID #9号車:(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
1時間経過時点(ニコラス・ラピエール): 5位 17周
2時間経過時点(ニコラス・ラピエール): 5位 32周
3時間経過時点(ホセ・マリア・ロペス): 5位 50周
6月17日(土)快晴、気温29度という炎天下で、午後3時に第85回ル・マン24時間レースがスタート。ポールポジションのTS050 HYBRID #8号車はスタートを担当したマイク・コンウェイが首位をキープ。2番手スタートの#7号車セバスチャン・ブエミはスタートで3位へと後退したものの、12周目終了時の最初のピットストップで逆転。
TOYOTA GAZOO Racingは1-2体制で予定通り最初の3スティント(1スティント:約13周)を終え、#7号車は首位のままコンウェイから小林可夢偉へ、#8号車はブエミからアンソニー・デビッドソンへ交代し、1-2体制を守っている。
一方、#9号車は、5番手からスタートを切ったが、スタートを担当したニコラス・ラピエールは、スタート直後にトラブルに見舞われた他車が落としたパーツが当たり車両前部を破損。最初のピット時に車体前部の交換を余儀なくされ、10秒程のタイムロスを喫した。しかし、5位のポジションを守ってコースへ復帰し走行を継続。3スティントを終え、ホセ・マリア・ロペスへとドライバーチェンジした。
TOYOTA GAZOO Racingは3台が順調にレース序盤戦を戦っている。
マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車):
私が担当したスタートからの3スティントは順調でした。基本的にすべてをコントロールしながらペースを守り、着実な走りを心掛けました。即座に路面の状況を読み取らなければなりませんが、コースは非常に汚れており、タイヤカスなどを拾わないように慎重に走る必要がありました。全体的に見て、車両は好調、このペースを守って行きたいと思います。
セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
概ね良いスティントでしたが、イエローフラッグやスロー走行の指示ゾーンが頻発し、とにかく自分のドライビングに集中しました。まだ長いレースが始まったばかりですし、落ち着いて戦って行きます。この先どうなるかは分かりませんが、担当したスタートからの走行におけるTS050 HYBRIDには満足しています。
ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車):
スタートで他車から落下した部品の何かがフロント部分に当たってダメージを負い、タイムをロスしてしまったのは残念です。そのため、部品を交換するまでの最初のスティントはダウンフォースがなくなって苦戦を強いられました。しかし、フロントの部品を交換した後、調子は戻り、追い上げを続けました。