トップへ

ル・マン24時間スタート! トヨタがワン・ツーで接近戦を展開も、背後にポルシェ続く

2017年06月17日 23:32  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

快晴の下で迎えた第85回ル・マン24時間耐久レースのスタートシーン
第85回ル・マン24時間耐久レースは6月17日現地時間15時、ついに決勝レースがスタートした。開始から1時間が経過した段階でリードを奪ったのは8号車トヨタTS050ハイブリッド。7号車トヨタ、1号車ポルシェと続いている。

 現地時間13時25分からスタートしたセレモニーに続きスタートした1周のフォーメーションラップの後、場内に『ツァラトゥストラはかく語りき』が響き渡り、F1会長のチェイス・キャリーがスタートフラッグを振り下ろしスタートした第85回ル・マン24時間耐久レース。

 スタート直後、まずはマイク・コンウェイがスタートドライバーを担当した7号車トヨタがリードを奪い、セバスチャン・ブエミがドライブする8号車トヨタが2番手に続くが、オープニングラップで2番手に浮上してきたのは、ニール・ジャニの1号車ポルシェ919ハイブリッドだ。

 一方、その背後では9号車トヨタTS050ハイブリッドがわずかに失速。LMP1の4号車エンソCLM P1/01・ニッサンに先行されてしまう。1周目のテルトルルージュで9号車はすぐにポジションを奪回するが、そのなかで4号車CLMがコースアウトし、フロントを破損。9号車は4号車から落ちたパーツでフロントの右側ヘッドライトを破損してしまった。

 序盤の上位陣は7号車トヨタが首位、1号車ポルシェ、8号車トヨタ、2号車ポルシェ、9号車トヨタというオーダーで進むが、上位陣は12周~13周というところでピットイン。ここで、先にピットインし、素早いアウトラップをみせた8号車トヨタのブエミが7号車をパス。さらに1号車ポルシェも7号車に迫った。ただ、その後7号車トヨタが首位を奪い返すなど、激しい首位争いが展開されている。

 LMP2クラスは、序盤こそ38号車ジャッキー・チェンDCレーシングの38号車オレカが首位を奪うものの、ブルーノ・セナがドライブするヴァイヨン・レベリオンの31号車オレカがリードしている。一方、平川亮がスタートを務めたG-ドライブ・レーシングの22号車オレカは、トラブルが発生したかピットイン。長めのストップを喫している。

 LM-GTEプロクラスは、序盤から5車種による激しい戦いが展開されたが、リードを奪ったのはペースに勝るアストンマーチン勢。95号車が首位、97号車が2番手に続き、AFコルセの51号車フェラーリが3番手につけている。