6月17日、第85回ル・マン24時間耐久レースのスタートを控え、トヨタ自動車の豊田章男社長がサルト・サーキットを訪れた。
ニュルブルクリンク24時間にも挑戦した経験をもつ豊田社長は、これまで例年株主総会とル・マンが重なっていたため、サーキットを訪れることができなかったというが、今年は初めてル・マン訪問が実現した。
豊田社長は、「私の正装」というニュルブルクリンクで使用していたTOYOTA GAZOO Racingのレーシングスーツに身を包み登場。ジャケット姿のACOピエール・フィヨン会長、シャツ姿のポルシェAGヴォルフガング・ポルシェ会長とそれぞれ別のクルマに乗り込み、豊田会長は2012年まで販売されていたレクサスLFAに乗り、サルト・サーキットを走行した。
その後、トヨタTS050ハイブリッド勢のグリッドに、アレキサンダー・ブルツ、脇阪寿一TOYOTA GAZOO Racingアンバサダー、CMの声を担当している俳優の佐藤健さんらとともに向かうと、小林可夢偉、中嶋一貴、国本雄資らドライバーらと談笑した。
「グッドウェザー、グッドチーム、グッドライバル。いいレースになると良いと思います」と晴天のル・マンの下、豊田社長は語った。
「昨年のレースから多くのモータースポーツファンが思っている期待があると思いますが、それがプレッシャーにならないように、楽しめと言っています」