トップへ

ル・マン24時間恒例のドライバーパレード開催。主役は可夢偉

2017年06月17日 07:02  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ピエール・フィヨン会長からポールポジションのトロフィーを授与された小林可夢偉
第85回ル・マン24時間耐久レースは6月16日、現地時間17時から毎年恒例のドライバーパレードがル・マン市内で行われた。今年も非常に多くのファンが沿道を埋めるなか、ポールポジションを獲得した7号車トヨタTS050ハイブリッドの小林可夢偉にポールポジションのトロフィーが授与され、大きな喝采が送られた。

 恒例のドライバーパレードは、ル・マン市内のジャコバン広場をスタートし、リパブリック広場を経由し、15世紀から続く街並みが揃う旧市街を通り、ふたたびジャコバン広場に戻るもの。今季はややコースが短縮されたが、ル・マン・クラシック・オートモーティブ・オーガニゼーションの運営のもと、クラシックカーや最新のオープンカーに全チームのドライバーが分乗し、沿道に詰めかけた世界中のファンの声援に応えた。

 この日の主役は、6月15日に行われた予選でポールポジションを獲得した7号車トヨタの可夢偉だ。フランスのチームに続き登場したトヨタ勢のうち、7号車のクルーは2番目に登場。ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長からポールポジションのトロフィーが授与されると、スタートランプに詰めかけた観衆から大きな拍手が送られた。

 2016年の戦いぶりも影響したか、トヨタのドライバーたちも年々人気を増しており、沿道からはサインをねだられるシーンも多く見られた。また、今季ル・マン初挑戦となる9号車トヨタの国本雄資も「楽しいです!」と笑顔でファンの声援に応えた。

 また、2014年のポールシッターである中嶋一貴も、ファンから多くの声援が送られた。ただ、8号車トヨタの3人が乗ったシトロエンは、途中車両がストップしてしまうシーンも。一貴たちは可夢偉たちのクルマに一緒に乗り込んでいた。

 日本人ドライバーたちも同様に笑顔。G-ドライブ・レーシングから参戦する平川亮、クリアウォーター・レーシングの澤圭太、加藤寛規も大いにパレードを楽しんでいる様子だった。