ル・マン24時間/WEC世界耐久選手権を運営するACOフランス西部自動車クラブは、6月16日にサルト・サーキットで行われたプレスカンファレンスで、プロドライブ代表でLM-GTEクラスのアストンマーチン・レーシングを率いるデイビッド・リチャーズに対し、『スピリット・オブ・ル・マン』賞を授与した。
リチャーズは40年以上に渡ってモータースポーツに携わり、1984年にプロドライブを設立。90年代はWRC世界ラリー選手権に参戦するスバルの活動を担い、さらにF1ではベネトン、BARに関与。2005年にホンダがBARを買収するまでF1に携わった。
さらに、ル・マンにおいてはフェラーリ550マラネロをGT1クラスに投じた後、アストンマーチンとのコラボレーションで長年参戦。今回、ACOからその功績を称え『スピリット・オブ・ル・マン』賞が授与された。
ACOのピエール・フィヨン会長から記念のロレックスが贈られたリチャーズは、「ル・マンは子どもの頃、家族で訪れて大いに興奮したんだ」とル・マンへの思いを語った。