2017年6月16日 プレスリリース
スーパー耐久シリーズ2017第3戦SUZUKA“S耐”サバイバル
開催日時:
2017年6月10(土)公式予選/セカチャン
2017年6月11日(日)決勝
開催サーキット:鈴鹿サーキット
Wether/Condition:【予選】晴れ/DRY【決勝】晴れ/DRY
ドライバー:田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人
第1戦は4位完走、第2戦は3位表彰台と、マシン・チームともに熟成進むAudi Team DreamDrive。
しかしながら2戦続けてホンダ勢の後塵を拝する事になっているAudi勢に加え、この鈴鹿からはフォルクスワーゲンのGOLF GTI TCRも参戦しST-TCRクラスは5台で益々の盛り上がりと白熱した戦いが繰り広げられることに。
「残念会はもういいんだよ。鈴鹿では祝勝会をやろう」とはドライバーチーム談。
その言葉は決して適当なものでは無く、はっきりとした手応えがあるからこその言葉。優勝目指して鈴鹿ラウンドが始まりました。
6月9日(金)公式フリー走行
予選前日のフリー走行では各ドライバーが好タイムを連発。京都に本拠地を置くAudi Team DreamDriveにとってこの鈴鹿はいわば地元での開催。否が応でも気合が入ります。大きなトラブルもなくフリー走行は終了し、翌日の予選に臨むことに。
6月10日(土)予選
万全を期した予選で#45 LUQUI MOLY RS3 LMSはその速さを見せつけなんと3戦連続のクラスポールポジションを獲得。3戦連続のこの結果は「我々は速い!」と確信を持つには十分な結果でした。
予選終了後、マシンメンテナンスが終わったあとに決勝に備えてメカニックチームがピット作業の練習を、そしてドライバーチームもドライバーチェンジの練習をチーム一丸となって行いました。
いくらクルマが速くてもそれだけで簡単に勝たせてくれるほどTC-Rクラスは甘くありません。それは第1戦と第2戦と戦ってチームの誰もが身に染みて感じています。念願の初勝利を掴むために、チーム全体の更なるレルアップを期し決勝に臨むこととなりました。
6月11日(日)決勝
決勝レースは序盤こそリードを許すものの、途中で入ったセーフティカーに合わせて、まさに鮮やかなチーム判断によるピットインのタイミングでトップに。
その後は安定した走りを見せトップをキープしたまま、2位以降のチームを引き離し快走。
チームの誰もが初勝利を確信し、レースは終盤へと向かいます、が、しかし…。
無常のピットイン
誰もが初勝利を疑わなかったレース終盤、残り時間あと18分という所でマシンに原因不明の燃料トラブルが発生しまさかの緊急ピットイン。
この致命的なピットインで#98 Modulo CIVIC TCRがトップに躍り出て万事休す。
残りの走行時間では再び巻き返すことも出来ず無念の2位でゴールチェッカーを受けることとなりました。
チームの誰もが一体何が起こったのかわからないといった状況で、その落胆やとても大きなものでした。
が、レースはこの1戦だけではありませんしトータルポイントではトップを狙える位置にいる現状を考えると次戦からの後半戦を見据えての切り替えと準備が必要であり、そしてチームは既に次戦以降を見据えて動きだしています。
今回ご来場頂いたファンの方々を始め、スポンサー各位に感謝申し上げるとともに今後ともAudi Team DreamDriveの応援を宜しくお願い申し上げます。
レース後コメント
澤田代表&監督
地元京都のお膝下でもあった第3戦鈴鹿ラウンド。これまでの悔しさ・課題をクリアして挑みました。公式練習、公式予選、どちらも手ごたえを感じ、予選では3戦連続となるポールポジションの獲得。
それでも驕ることなく謙虚な気持ちで、メカニッククルー、ドライバー共に最後までシミュレーションを繰り返し行われた決勝レース。序盤から安定した戦い方で、ピット作業やドライバーチェンジも目立つミスもありませんでした。
それゆえ、悔やまれる残り時間間際の緊急ピットイン。タラレバは申しません。結果は2位でフィニッシュでした。チーム全員がこれまで以上に悔しい思いをしています。チームは一戦一戦の戦いの中、着実にステップアップしております。
簡単に勝てない・何が起こるかわからないのもレースです。引き続き応援よろしくお願いします。金土日と多くのサポーター、また協賛いただいている企業様が応援に駆けつけてくれました。フォローも行き届かない点もございまして、この場をお借りしてお詫びいたします。
ST-TCRクラスは全チームが出揃い、今後もこれまで以上に熱い戦いが予想されています。全チームがしのぎを削っている本気の戦いを観戦しに来てください。
田ヶ原章蔵選手
最後にステアリング握っていたので、本当に難しい判断をしました。チームのみんなは本当に良く働いてくれます。
それを証明する為に更なる努力をしていきたいと思います。速い車を作ってくれているので。我々は挑戦者です!必ず登頂してみます!応援くださった全ての方々、何時も本当にありがとうございます!
アウディブランドが更なる向上になるように全力、全快で走り続けたいと思いますので、引き続き熱い応援宜しくお願い申し上げます!!
白坂卓也選手
速いマシンを作ってくれたチームのお陰でフリー走行、予選、そして決勝ラスト15分までは本当に完璧なレースウィークだったのですが…。
特に予選では2番手に1秒近い差を付けポールポジションを獲得でき自分のキャリアの中でも最高の予選アタックの一つに思えるほどマシンの速さを証明出来ました。それだけに、絶対に優勝を逃したくなかったのですが…。悔しいの一言に尽きますが諦めずに次戦へ切り替えまた頑張ります!
応援ありがとうございました。
竹田直人選手
三戦連続のポール、練習走行からその予感がしておりました。ドライバー全員鈴鹿がホーム(私はそれでもまだまだ修行が足りませんが)取るべくして取った予選一番手です。
決勝ではスタートこそ遅れたものの素晴らしい頭脳戦でSC中のピットインを決めて50秒以上のリードしながらゴール十数分まで来ておりました。競り合いでは必ず勝てる速さがご覧頂けたと思います。そこでこのアクシデント、非常にキツイ結果となりました。
応援頂きましたスポンサーの皆様、チーム関係の皆様、延べ100人以上サーキットまでお越しいただきましたこと、本当に感謝しております。一人一人時間をかけて御礼すべきところ短いご挨拶あるいは挨拶すら出来ていないこと、誠に失礼致しました。
応援のお返しに優勝と思い頑張りましたが叶いませんでした。今回の悔しさは決して忘れません。
変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。