マクラーレンオートモティブは6月14日、マクラーレン・スポーツシリーズの第3弾、オープンモデルの『マクラーレン570Sスパイダー』を、6月29日から7月2日まで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初公開すると発表した。
『570Sクーペ』『570GT』に次ぐマクラーレン・スポーツシリーズ第3弾として登場する『570Sスパイダー』は、クーペスタイルの美しいフォルムをそのままに、40km/h以下で開閉可能なハードトップを備え、爽快なオープンエア・ドライビングを実現したモデルだ。
エンジンは、クーペ、GTと同様の3.8リッターV8ツインターボ。最高出力は570馬力、最大トルクは600Nm。そこに7速シームレスシフト・ギヤボックスSSGが組み合わされ、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度はルーフを閉じた状態で328km/hと570Sクーペと同等の性能だ。ルーフを開いた状態での最高速度は315km/hとなっている。
スポーツシリーズ共通の高い強度を誇るカーボンファイバーモノコックは、新たに構造補強を施す必要はなかったといい、クーペモデル並みの剛性を保ちつつも、重量増は46キロに抑えられている。650S、675LTスパイダーに装備される電動リトラクタブル・ハードトップをこの570Sにも採用し、開閉に要する時間はわずか15秒だ。
空力面では570Sに比べ、リヤスポイラーが12mm高くなっており、クーペモデルの570Sに匹敵するバランスを実現している。
この570スパイダーは、最初の400台は“ローンチエディション”として生産される。受注はすでに始まっており、価格は2898万8000円となる。デリバリーは2017年秋以降の予定だ。