入江悠監督の新作映画『ビジランテ』の公開日が12月9日に決定。あわせて追加キャストと場面写真が公開された。
『ビジランテ』は父の死をきっかけに3兄弟が再会したことから、それぞれの欲望やプライドがぶつかり合い、凄惨な事態に発展していく様を描く物語。高校時代に失踪した長男の一郎役を大森南朋、市議会議員を務める次男・二郎役を鈴木浩介、デリヘルの雇われ店長である三男・三郎役を桐谷健太が演じる。
追加キャストとして発表されたのは、鈴木演じる二郎の妻・新藤美希役の篠田麻里子。美希は表向きは夫を支える良妻賢母だが、裏では美貌で男たちを翻弄し、夫を操ることで権力と財産を得ようとしているキャラクターだ。
篠田は同作について「台本を読ませて頂いた時、とても強い衝撃を受け、入江監督の世界観に引き込まれてしまいました」とコメントしているほか、入江監督は篠田との撮影を振り返り「真冬の私の地元で、強く繊細に演じていただきました。執拗な演出にも粘り強く食いつき、じっと耐えるような姿が印象的でした。まったく新しい篠田麻里子さんが本作で見られるはずです」と語っている。
公開された場面写真では、一郎が二郎の胸ぐらを掴む様子や、車を運転する三郎の姿、二郎と妻・美希の様子などが確認できる。同作の撮影は入江監督の地元でもある埼玉・深谷を中心に1月に行なわれ、すでにクランクアップ。完成は7月を予定している。またMotionGalleryでクラウドファンディングプロジェクトも実施中だ。
■篠田麻里子のコメント
台本を読ませて頂いた時、とても強い衝撃を受け、入江監督の世界観に引き込まれてしまいました。私にとっても新しい挑戦をさせて頂いた映画になります。
監督の世界観をキャスト、スタッフの皆さん全力で表現した作品になりますので、公開をとても楽しみにしています。
■入江悠監督のコメント
映画『ビジランテ』における篠田麻里子さんの役は、生き馬の目を抜く地方都市の政治性のなかを、ありとあらゆる手練手管を使ってサバイブする女性です。
真冬の私の地元で、強く繊細に演じていただきました。
執拗な演出にも粘り強く食いつき、じっと耐えるような姿が印象的でした。
まったく新しい篠田麻里子さんが本作で見られるはずです。
ぜひご期待ください。