30歳を過ぎても、自分のことを「私」ではなく下の名前で言う女性は意外と多いらしい。が、大人がこれを当たり前にやっていると、周囲からは「かなり痛い人」と見られてしまう。(文:okei)
先日のガールズちゃんねるに「自分のことを下の名前で呼んで良いのは何才まで?」というスレッドが立ち、そういう友人・知人が身近にいるという書き込みが、あるわあるわで驚いてしまった。例えばこんな感じだ。
「知り合いのメグミさんは自分のことを『メグは~』と言ってます。因みに年齢は47歳です」
「大嫌いな義姉(33才)が自分のこと名前呼び。『ゆんゆお寿司が食べたいなー』とか言ってる。(中略)すげえ気持ち悪いんだよ」
アラサーだけど、家庭内だけなら許される?
ちなみに筆者が自分のことを下の名前で呼んでいたのは幼稚園くらいまでだと思う。最初はへんな感じがしたことを覚えているが、すぐ慣れて、その後は自分の名前呼びは使ったことがない。
芸能人以外は、みんなそういうものだと思っていた。スレ主の質問に対する答えも「私は幼稚園までだと思います」が一番支持されており、「小学校低学年」「小学生まで」という声も多い。
「中学生まで?中学生でもちょっと痛い人だけど 高校生は完全に痛い人」
などのほか、「大人になってもやる人は恥ずかしくないのかな」「気持ち悪いし頭悪そう」という意見が圧倒多数だった。
だがしかし、「家庭内や親しい間柄では名前呼び」という人も一定数いる。自分で「小学校低学年まで」としながらも、
「家族と夫の前では未だに名前呼びのアラサーです。家庭内だけだから許して」
と告白する人も。「外や学校、職場、義実家で言わなければいいと思う」など、TPOをわきまえて使い分ければ問題ないという認識の人も多いようだ。
「変えるタイミングを逸すると変えづらくなる」という声もあり、30歳で直していない人は恐らく一生そのままだろう。自分で痛いと分かっていても直せない人と、まったく直す必要を感じていない人もいて、そこは人それぞれだ。
「38才の女の先輩、名前で呼んでました。顔は可愛いけど、気持ち悪かった」
その「それぞれ」を分けるのは、「容姿」(に対する自信)かもしれない。
「ブスは何歳でも言ったらダメ」
と容赦ないコメントのほか、「大学の同級生がそうだけど、気持ち悪いからやめてほしい、あと、可愛くない」。そのほか、可愛い友人の場合は許されているが、そうでない友達が真似したら「地獄絵図」とまでいう。
中学生の娘さんがいる人に訊いてみると、クラスの中で堂々と「自分を名前呼び」するのは、やはりスクールカースト上位の「可愛い女子たち」なのだという。性格も、自分が誰よりも可愛いと信じて疑わないタイプだそうだ。
もちろん学校や地域によって違いはあるだろうが、外で「自分を名前呼び」する女性は、それが自分の可愛さにふさわしいと思っている可能性が大きい。それに、日本人は歳をとるより「若さ」に重きを置きがちなので、「幼稚な感じ」は「かわいい」と混同しやすいのではなかろうか。いつまでも若く可愛くありたい「オトナ女子」たちが使っているのかもしれない。
ただ、「可愛かろうと、年齢でアウト」と批判する書き込みも目についた。
「38才の女の先輩、名前で呼んでました。顔はまあまあ可愛いけど、気持ち悪かった」
「バイト先の30代の女性が『〇〇ちゃんはぁ…』って言っているのを可愛いと言う男がいた。どっちも気持ち悪いわ」
などと共に、夫や彼氏の女きょうだい・母親まで下の名前呼びで「別れた」「気持ち悪い」という声が多く上がっている。家では名前呼びの人も、こういうことがある。やはり幼いうちに周囲が指摘したほうがいいのではないだろうか。