6月14日から走行がスタートした第85回ル・マン24時間耐久レース。今年はこのレースに、1967年に初めてガルフカラーのマシンが参戦してから50周年の節目の年にあたり、15日にはパドック内で、それを記念する催しが行われた。
アメリカ発祥のオイルブランドであるガルフは、デイトナ等の参戦を経て、1967年にミラージュ・フォードM1のカラーリングに彩られてル・マンに初登場。1968年にはル・マンを制したフォードGTのカラーに、さらに1970~71年にはポルシェ917に彩られるなど、スティーブ・マックイーンの映画『栄光のル・マン』とともにル・マンには欠かせないカラーリングとなった。
1994年に復活を遂げると、95~97年のマクラーレンF1 GTR、さらに2001年のアウディR8、さらに2008~14年にはアストンマーチン・レーシングのパートナーとして参戦するなど、ル・マンには長い歴史をもっている。
記念すべき50年目の今季は、LMP2クラスに参戦するトックウィズ・モータースポーツの34号車リジェ(ナイジェル・ムーア/フィル・ハンソン/カルン・チャンドック)、LM-GTEアマクラスに参戦するガルフ・レーシングの86号車ポルシェ911 RSR(マイケル・ウェインライト/ベンジャミン・バーカー/ニコラス・フォスター)がガルフカラーで参戦する。
日本でもおなじみの存在であるガルフカラーだが、今後もル・マンを彩る存在なのは間違いなさそうだ。