第85回ル・マン24時間耐久レースの予選1回目で3番手、5番手タイムを記録したポルシェは、6月4日のテストデーで発生したエンジントラブルが再発することはないと自信を示した。
ル・マン本戦前に行われたテストデーでは、ポルシェの2号車919ハイブリッドにオイル漏れが発生し、満足な周回を重ねることができていなかった。
チームを率いるアンドレアス・ザイドルによれば、テストデーでのトラブルは「1度限り」のものだといい、対策に自信をみせている。
その言葉通り、ポルシェは14日に行われたフリープラクティスで2台あわせて106周、続けて行われた予選1回目では2台あわせて42周を走破。また1号車ポルシェ919ハイブリッドはセッション最速タイムをマークしている。
「(テストデーでのトラブルは)エンジンに使っていたコンポーネントのひとつに品質的問題があったことが原因だ」とザイドル。
「原因について理解を深めているし、レースウイークの懸念材料にはならない。これまでに1度も起きたことがない、特殊なトラブルだったからね」
ただし、ザイドルは具体的にどのパーツが原因だったのかなど、トラブルの詳細については明かしていない。