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「青い目の禅僧」の映画『禅と骨』に多彩参加者、ドラマやアニメと融合

2017年06月15日 12:22  CINRA.NET

CINRA.NET

『禅と骨』 ©大丈夫・人人FILMS
映画『禅と骨』が9月2日から東京・ポレポレ東中野、キネカ大森、神奈川・横浜ニューテアトルほか全国で順次公開される。

同作は、1918年に神奈川・横浜でアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた日系アメリカ人ヘンリ・ミトワの姿を、ドラマやアニメーションなど様々なジャンルを横断して描いたドキュメンタリー。日本文化を愛し、世界遺産に登録されている京都嵐山・天龍寺の禅僧として晩年を過ごしていたミトワが、80歳を目前に童謡『赤い靴』の映画化を宣言し、家族や周辺の人々を巻き込みながら長年追い求めていた夢の実現に動きだす様を、ミトワの波乱に満ちた人生とあわせて描く。

ドラマパートでは、青年時代のミトワをウエンツ瑛士が演じるほか、母親役に余貴美子がキャスティング。ウエンツ瑛士は、「ヘンリ・ミトワさんの話のはずが、いつの間にか中村監督と魂が溶け合ってとんでもない作品になっております。是非、その魂を感じてください!!」とコメントを寄せている。共演者は、利重剛、伊藤梨沙子、チャド・マレーン、飯島洋一、山崎潤、松浦祐也、けーすけ、千大佑、小田島渚、TAMAYO、清水節子、ロバート・ハリス、緒川たまき、永瀬正敏、佐野史郎ら。

メガホンを取ったのは、同作が約11年ぶりの監督作となる中村高寛。完成までに約8年の歳月を費やしたという。劇中に挿入されるアニメーションのキャクター原案は今日マチ子、ナレーションは仲村トオルが担当。

音楽は中村裕介×エディ藩、大西順子、今野登茂子、寺澤晋吾、武藤イーガル健城らが手掛けた。エンディングテーマはコモエスタ八重樫×横山剣(CRAZY KEN BAND)による“骨まで愛して”、挿入歌は岸野雄一×岡村みどり×タブレット純の“赤い靴”、岸野雄一×重盛康平×野宮真貴の“京都慕情”。ポスタービジュアルはイラストレーターの岡田成生が描いた。