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MotoGP:アプリリアのマシントラブルに怒るエスパルガロ。「とても腹が立った」

2017年06月13日 21:12  AUTOSPORT web

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アレイシ・エスパルガロ/アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、カタルーニャGPでのエンジントラブルには「とても腹が立った」と語っている。

 エスパルガロは2017年シーズンにスズキからアプリリアへ移籍して以来、上位グループと争うペースを見せているが、ランキングは17位という状況のままホームレースであるカタルーニャGPに挑んだ。

 エスパルガロのランキングはこれまでのレースにおける3度のミスによるところが大きいが、ル・マンでのフランスGPではエンジンが故障したため、確実と思われた6位入賞をふいにしている。

 カタルーニャGPでエスパルガロは予選を5番手で通過。温度が高いバルセロナサーキットのコンディションで『RS-GP』はリヤタイヤを傷めず走れたため、レースでは良い結果が出るものと予想されていた。

 しかし決勝レースでエスパルガロはエンジントラブルが発生し、最終的に7周目でマシンは止めリタイアとなった。

「すごく腹が立った。週末の間とてもうまくいっていたんだ」とエスパルガロは怒りをあらわし、次のようにコメントしている。

「トップ5を狙えるとても良いペースで走っていたし、もしかしたら表彰台も狙えていたかもしれない。でもスタート時からマシンはどこかおかしい感じがした」

「良いスタートを切ったけど、そのうちマシンはウォームアップの時よりも遅くなっていった。エンジンの回転も普通じゃなかったし、そのうち止まってしまうと予想していた」

「(レースでは)エンジンは壊れてしまった。3レースで4基壊れたんだ。何が起きているのか把握する必要がある」

「ムジェロでのイタリアGPもだ。ミスやジャンプスタートもしなかったら、最後までマシンをプッシュできたかもしれないけど、同じ問題が起きていただろう」

「とてもフラストレーションが溜まる。腹を立てているし、期待はずれだ。でもこれがレースというものだし、何が起きたのかが分かるように願っている」

 エスパルガロはオースティンでのアメリカGPの土曜日でもエンジンを失っている。先週末のイタリアGPで旧スペックのエンジンを使用することをやめたが、カタルーニャGPのフリー走行3回目でまたエンジントラブルが発生してしまった。

 エスパルガロは、イタリアGPで導入されたアップグレード版エンジンでも同じ問題が起きているという。

「(スペック同士の間の)違いは小さいから、いつも同じ理由でエンジンが壊れていることになる。なぜか分からないんだ」

「レースの始めはとても緊張したし、ランチタイムに仮眠もできなかった。表彰台を争うために必要なペースを自分が出せることが分かっていたからだ」

「でも最初からマシンはフリー走行3回目のように遅かった」

「フリー走行3回目では何かおかしな感じがしてマシンを止めた。プッシュもしないようにしていたが、そうしているうちにエンジンが壊れたんだ」

「でも(レースでは)もちろん止まれないから、マシンが『止まれ、十分だ』と言うまでプッシュした」

「MotoGPで常にトップにいるのはとても難しいことだけど、アプリリアではさらに難しい。それに僕たちはとても競争力があるところを見せたのに、またノーポイントだ」

「僕たちはランキングでもほとんど最下位だ。フェアじゃないよ。もっと上の順位がふさわしいはずだけど、レースとはこういうものなんだろうね」