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ファーフェッチとコンデナストが提携を発表、Style.comはサービス終了へ

2017年06月13日 19:53  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

現在の「ファーフェッチ」トップページ
ECサイトの「ファーフェッチ(farfetch)」が、「ヴォーグ(Vogue)」や「GQ」などを運営するメディア企業 コンデナスト(Condé Nast)とパートナシップを提携することを発表した。今回の提携によりコンデナスト社傘下のファッションサイト「Style.com」はサービスを終了。現在同サイトのリンクに飛ぶとファーフェッチのトップページに自動転送されるようになっている。

 提携の目的について、ファーフェッチは「コンテンツ紹介からオンライン販売までをシームレスに繋げること」と発表。今後、ファーフェッチで販売する商品をコンデナストが展開するコンテンツに組み込み、相互的なアプローチで新たなショッピング体験を提案していく。アメリカのヴォーグとGQでまずスタートさせ、その後サービスを拡大していくという。 ファーフェッチの共同会長であるナタリー・マセネット(Natalie Massenet)は、「顧客にとってインスピレーションから買い物まで、いつでもどこでも簡単にアクセスできる喜ばしい変化です。既にコンデナストとタッグを組んでいるブランドやブティックは、メディア上でさらに露出を高めることができます」と提携における利点を説明。また、コンデナストのアーティスティックディレクター アナ・ウィンター(Anna Wintour) は、「コンデナストを他と差別化するのは私たちの意見とビジョンだと信じてきました。ファーフェッチとの提携は、そのことを強調するだけでなく、私たちが世界に提供する全てのものに新たな奥行きをもたらすと思います」とコメントしている。 「Style.com」は2000年に設立。ファッションニュースサイトとして運営されていたが、2015年にEコマースのプラットフォームに改編されていた。