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キャサリン妃、テロ事件被害者を見舞う 医療スタッフにも感謝の言葉

2017年06月13日 17:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

治療に尽力するスタッフを労うキャサリン妃(画像は『Kensington Palace 2017年6月13日付Instagram「Earlier today The Duchess of Cambridge visited staff and patients at Kings College Hospital to meet some of those affected by the London Bridge and Borough Market attacks.」』のスクリーンショット)
今月3日に英ロンドン橋で発生したテロ事件で、複数の罪なき人々が命を落とした。そして多くの人が負傷し、14名がキングズ・カレッジ病院に搬送された。1名は搬送後ほどなくして退院したが、7名は重体で今も懸命な治療が続いている。その状況を重く見たキャサリン妃がこのほど病院を訪問し、被害者数名と対面した。さらに医療スタッフに労をねぎらう場面も見られた。

現地時間12日にキングズ・ カレッジ病院を訪問したキャサリン妃は、医療スタッフにこう声をかけた。

「テロの一報があった時は、いかに大きな事件なのか、どれほどの被害があるのかなど、予想もしておられなかったことでしょう。」
「でも皆さんは、すぐに治療に取り組んでくださいました。見事に対処してくださったのです。皆さんの仕事ぶりは、注目に値するものです。」

その後、 記者団の取材に応じた救急診療部のトップ(Malcolm Tunnicliff)はこのように述べている。

「キャサリン妃は、スタッフの献身ぶりに感動していたようです。」
「うちのスタッフは、キングズ・ カレッジ病院及び国民保健サービスの仕事を心から誇りに思っているのです。」
「このような事件に対しては、24時間いつでも対処できるよう準備してあります。ですがキャサリン妃のような方が実際に訪れ、我々の仕事を見てくださる。そして感謝の言葉までくださるなんて実に嬉しいことです。」
「また患者達も元気が出ますし、スタッフも明るい気分になれます。妃に評価していただけるのですから。」

ちなみに今回のテロ事件発生後、スタッフは対応に追われ「わずか1時間半で1週間分の医療用品を使い果たした」とのこと。しかも今回は多くの女性まで酷い刺し傷を負って搬送されたといい、病院のスタッフも衝撃を受けたという。

キャサリン妃の夫ウィリアム王子も、テロ事件の発生したマンチェスターを訪問し入院中の子ども達をお見舞いしたばかりであった。頻発するテロ事件だがこれを未然に阻止することは難しく、英国民の緊張はますます高まっている。

画像は『Kensington Palace 2017年6月13日付Instagram「Earlier today The Duchess of Cambridge visited staff and patients at Kings College Hospital to meet some of those affected by the London Bridge and Borough Market attacks.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)