「ドクター・ストレンジ」の主人公である天才外科医のスティーブン・ストレンジは、手術中に音楽をかけるのが習慣。しかも、好みにうるさく、最初に流れていたアース・ウィンド&ファイアーの“Shining Star”が気に入らず、チャック・マンジョーネの“Feel So Good”に変えさせるこだわりぶり。さらに手術中に同僚と音楽クイズに興じる場面まであり、天才ゆえの傲慢さを垣間見せる。そんな彼が再起不能な交通事故に巻き込まれるシーンで、カーステレオから流れているのはピンク・フロイドの“Interstellar Overdrive”。邦題は「星空のドライブ」であり、劇中のシーンとの奇跡的なシンクロが、その後ストレンジ自身が経験する奇跡の体験とオーバーラップするようだ。
ちなみに、「アイアンマン」の主人公トニー・スタークは、「アベンジャーズ」でブラック・サバスのレアなツアーTシャツを着用。彼自身がメタル音楽のファンなのだ。楽曲には、ブラック・サバスの“Iron Man”や、AC/DCの“Back In Black”といった、聞くだけ気分がアガるメタル系の名曲たちが登場する。