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松たか子が広瀬すずの母役、岩井俊二原作アニメ『打ち上げ花火』追加声優陣

2017年06月13日 10:22  CINRA.NET

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『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 ©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の追加声優陣が発表された。

8月18日から全国東宝系で公開される同作は、岩井俊二が手掛けた1993年のテレビドラマをもとにした作品。花火大会を前にした夏休みの海辺の街を舞台に、中学生のなずな、典道、祐介の三角関係と、時間が巻き戻る不思議な体験、夏休みの冒険が描かれる。声優陣にはなずな役の広瀬すず、典道役の菅田将暉、祐介役の宮野真守が連ねているほか、総監督を新房昭之、脚本を大根仁、アニメーション制作をシャフトが担当する。

発表された声優陣は、なずなの母親役の松たか子、なずなと典道、祐介の担任・三浦先生役の花澤香菜、さらに3人のクラスメイト・純一、和弘、稔を演じる浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴。

アニメーション映画の声優として『ブレイブストーリー』『アナと雪の女王』などに出演している松。映画初主演を果たした1998年の『四月物語』のメガホンを取った岩井監督によるドラマをもとにした『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』に声優として参加することについて、「今回オファーをいただいたときは、私でいいんでしょうか?と思いましたが、岩井さんのストーリー、大根さんの脚本はまさに『青春!』で、新しい作品の小さな力になれたら、と思い受けさせていただきました」とコメントしている。

『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』などの新房総監督は、「松さんの圧倒的な存在感に驚きました。自分の再婚のために娘を転校させてしまう自由な母親という役でしたが、松さんの声には娘に対する様々な気持ちが滲み出ていました」とコメント。プロデューサーの川村元気は、「岩井俊二監督の『四月物語』、における松たか子さんの印象が鮮烈で、今回岩井作品を原作とするにあたり、ぜひ参加していただきたいと思いました。『アナと雪の女王』で、松さんの声の演技が素晴らしいことは日本中の方が知っているところだと思いますが、今回は広瀬すずさん演じるヒロイン・なずなの母親役ということで、また新しい一面を見せていただいております」と語っている。

■松たか子のコメント
今回オファーをいただいたときは、私でいいんでしょうか?と思いましたが、岩井さんのストーリー、大根さんの脚本はまさに「青春!」で、新しい作品の小さな力になれたら、と思い受けさせていただきました。いままで何度か声のお仕事をしていますが、アニメーションに描かれたキャラクターとどこまでひとつになれるのかが、難しいです。今回“なずなの母親”を演じる上で、なずなが家を出て行きたくなるような母親になれれば…と。でも、どこか似ている母娘の姿が伝わったら、と思い演じました。アフレコでは、「なずな!」という台詞の言い方を新房監督に色々と教えて頂きながら名前を呼び続けました。
岩井俊二さんのドラマが新たにアニメーションとして生まれ変わるということで、魅力的なスタッフ、キャストの皆さんによって、また色鮮やかによみがえることを、私自身も楽しみにしています。

■新房昭之総監督のコメント
松さんの圧倒的な存在感に驚きました。自分の再婚のために娘を転校させてしまう自由な母親という役でしたが、松さんの声には娘に対する様々な気持ちが滲み出ていました。マイクの前で声を発しているのに、あたかも実際にそこにいるかのような迫力を感じ、声だけでなく全身で芝居をしていただいていました。やっぱりすごいんだ…と感動。全力でぶつかってくるなずな(声:広瀬さん)に、きちんと大人の声で応えていただきました。

■川村元気のコメント
岩井俊二監督の「四月物語」、における松たか子さんの印象が鮮烈で、今回岩井作品を原作とするにあたり、ぜひ参加していただきたいと思いました。「アナと雪の女王」で、松さんの声の演技が素晴らしいことは日本中の方が知っているところだと思いますが、今回は広瀬すずさん演じるヒロイン・なずなの母親役ということで、また新しい一面を見せていただいております。僕自身は映画「告白」以来の松さんとのお仕事でしたが、新しい表現を魔法のように繰り出す松さんに今回も圧倒されました。