2017年F1カナダGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは3位だった。表彰台でリカルドは、今年初の“シューイ”を披露。インタビュアーを務めた俳優のサー・パトリック・スチュワートにも勧めたところ、スチュワートは「いいね」と答え、楽し気にリカルドのレーシングシューズからシャンパンを飲み干した。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=3位
今日はタフなレースだった。ソフトに履き替えた時点では、このまま最後まで行くのが正解だと思っていた。しばらく(セルジオ・)ペレスに追い回された後、数周の間は少し引き離すことができたからだ。
彼はタイヤで苦しんでいるように見えたんだけど、実際にはちょっとタイヤを休ませていただけだったようで、すぐに第二波の攻撃を始めた。僕の方は、特に最終セクターで、一切ミスができない状況に追い込まれた。ペレスがDRSを使って追ってきたら、抑え込むのは難しいからね。だから、絶対にミスをしないという意味で完璧に近いドライブを強いられたんだけど、路面のグリップは低かったし、風はものすごく強くて、それはもう簡単なことではなかったよ。
とにかく、楽に3位を守れたわけではなく、チェッカードフラッグを見た時には、「ああ、これでやっとひと息つける」と思ったほどだ。
(ポディウムで)またシューイをやるつもりは全くなかった。だけど、観客が口々にやれと言っているのが聞こえて、サー・パトリックも乗り気みたいだったから、それじゃあ、今回はやってもいいかな、と思ったんだ。実際、すごくいい感じだったと思うしね。