2017年F1カナダGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは70周のレースの66周でリタイアした(16位完走扱い)。アロンソはマシンをとめる際に、エンジントラブルが起きたと述べていたが、チームがトラブルの内容について正式に発表した。
12番グリッドスタートのアロンソは、ファーストスティントを長く取る戦略で走り、一時は5位を走り、唯一のピットストップを済ませた後、53周目からは10位を走り続けた。
チームにとって2017年シーズン初ポイントを獲得するかに思えたが、トラブルが発生し、アロンソはマシンをコース脇にとめてリタイア。チームの発表では、パワーユニットのメカニカルトラブルによる油圧低下が発生したということだ。
ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、パワーユニットを日本に持ち帰って詳しい調査をするまでは、正確な原因は分からないと述べている。
アロンソはカナダGP初日金曜にもパワーユニットのハイドロリックリークのトラブルに見舞われ、コース脇にマシンをストップ、走行時間を大幅に失った。