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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第7戦カタルーニャGP 予選レポート

2017年06月11日 12:12  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
中上貴晶は2列目4番グリッドを獲得
パウィは11列目からカタルニアGP決勝へ

2017年6月10日(土)
Rd.07 カタルニアGP
カタルニア・サーキット
コンディション:ドライ
気温: 29℃ 路面: 51℃

 土曜午後の予選を終え、 IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は1分50秒201を記録して4番手タイムにつけました。明日のカタルニアGP決勝レースは2列目4番グリッドからスタートします。チームメート、カイルール・イダム・パウィの予選タイムは1分52秒659。11列目32番グリッドから決勝レースを迎えます。

 今日の走行から、安全上の理由により、最終区間のコースレイアウトが再び変更されました。昨日のフリープラクティスで導入された最終区間の二輪用新シケインは、FP3以降のセッションでは昨年カタルニアGPの土曜と日曜に使用したF1用のシケインへと戻されます。

 午前のFP3で、中上はさらにセットアップに磨きをかけて、高い戦闘力を発揮。1分51秒1のペースで安定して連続周回しました。パウィも少しずつコースへの習熟を重ねるとともに体調も改善し、昨日から0.932秒のタイムアップを実現しました。

 中上は、午後の予選でセッション終盤に勝負をかけるタイムアタックを行い、トップから0.793秒差。決勝へ向けて大きな存在感をアピールしました。パウィも、予選の最終ラップでセッション自己ベストタイムを更新しました。

 明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、23周の決勝レースは午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートします。

中上貴晶 (4番手 / 1'50.201 / +0.793)
「予選では4番手タイムを記録しましたが、仕上がりはまだ60%程度なので、明日のウォームアップでは80%くらいのレベルに持っていきたいです。このコースは、全員がタイヤマネジメントに苦しむので、この難しいコンディションを自分たちのチャンスに転じられるように、明日の決勝レースでは昨年同様に表彰台を獲得できるようがんばります」

カイルール・イダム・パウィ (32番手 / 1'52.659 / +3.251)
「体調は少しずつよくなっているのですが、ブレーキングに課題を抱え、リアも進入でスネーキングするのでコントロールに苦戦しています。明日は最後尾からのスタートになりますが、一つでも上位でフィニッシュできるように全力で挑みます」

岡田忠之 チーム監督
「明日の決勝で中上はいい位置からスタートできるので、レース前半で上手い展開に持ち込むことができれば、後半周回に持ち味の強さを発揮して、表彰台を狙う戦いをしてくれるでしょう。パウィは、昨日よりも体調はよくなっているようですが、まだとても完ぺきとは言えない状態です。苦しいレースになると思いますが、22周の長く辛い戦いを最後まで走りきることで、気分も晴れると思います」