予選日で4度の転倒を喫したレプソル・ホンダのマルク・マルケスは、気温と路面温度が高くなったため「フロントタイヤが大きく動くようになった」と語っている。
初日2回のフリー走行をトップで終えたマルケス。2日目のフリー走行3回目では5コーナーで転倒を喫するも、総合トップでセッションを終え、予選に向け順調に準備を進めているように見えた。
しかし、マルケスはフリー走行4回目も3回目と同じ5コーナーで転倒。そして、予選Q2では3コーナーと5コーナーで転倒を喫し、この日4度の転倒を喫した。
予選後、マルケスは「今日は少し難しかった。コース上での4度のクラッシュ、だけどそれほど悪くないよ」と2日目の走行を振り返り、次のようにコメントしている。
「僕たちはレースウィークをうまく始められた。フリー走行3回目ではとても快適に走ることができたけど、フリー走行4回目でも転倒してしまった」
「予選セッションまでにバイクを準備することができたけど、その前のフィーリングと同じものではなかったんだ」
マルケスの転倒はすべてフロントからのスリップダウンによるもので、高温によりフロントタイヤの挙動が大きくなったことが原因のようだ。
「温度がとても高くなると、フロントタイヤが大きく動くようになったんだ。だけどホームグランプリだったから、僕は100パーセントで挑んだんだ」
予選Q2では2度の転倒を喫したものの、マルケスは1分44秒320のタイムを記録して4番グリッドを獲得。決勝レースは2列目からのスタートとなる。
「最終的には転倒したけど、4番手からのスタートはそれほど悪くない。落ち着いてスムーズに乗れれば大丈夫だと思うよ。明日はいいレースができることを楽しみにしている。表彰台を目指して戦うよ」