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「クレイジーでワイルド」 ビニー・パジェンサ本人『ビニー/信じる男』を絶賛

2017年06月10日 12:03  リアルサウンド

リアルサウンド

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 7月21日に公開される映画『ビニー/信じる男』より、映画のモデルになったビニー・パジェンサ本人やベン・ヤンガー監督らのコメントが公開された。


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 マーティン・スコセッシが製作総指揮、『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが監督を務めた本作は、世界のスポーツ史上類をみない超人的なカムバックを目指した元世界チャンピオンのボクサー、ビニー・パジェンサの実話を基にした人間ドラマ。『セッション』のマイルズ・テラーがビニー役、『ハドソン川の奇跡』のアーロン・エッカートがトレーナーのケビン・ルーニー役を演じた。


 世界タイトルを手にした絶頂の中、交通事故によって首を骨折し瀕死の重傷を負ったビニーだったが、奇跡の復活を遂げるため人目を盗んで家で身体を鍛えていた。そんなビニーは自身が描かれた映画を観た感想を、「素晴らしかった。クレイジーだね。そして、ワイルドだ。とても良く完成されていて素晴らしいね。頑張って良い映画を作ってくれたということが、最高なことだと思う。役者たちもよかったよ」と賞賛。


 自身の役を演じたテラーの演技についてビニーは、「彼は、とてもいいパフォーマンスを見せたよ。俺はワイルドなボクサーの一人だった。そのスタイルは習得するのが難しいんだ、スタイルがないと言えるからね。スタイルが散らばっているんだ。それを彼はとてもよく演じた」と太鼓判を押した。


 ヤンガー監督は、そんなビニーについて、「彼は白黒はっきりした人だ。曖昧なところがない。やると決めたら全力を注いでやる。それはすごく明確だった。首を怪我しても、自分が生きてきた人生を生きると決めたんだ。そんな人生を彼は思い描いた。すごく勇気がある人だよ」と語り、トレーナーのケビンを演じたエッカートは「レジェンドはこうして生まれるという、まさに見本のような存在がビニーだ。彼は絶対に諦めることをしない。ビニーが味わった苦しみや、自分を信じて逆境を乗り越えていく体験。そこから、私たちは貴重な教えを受け取ることができる」と、その生き様を褒め称えた。


 一方、ビニーを演じたテラーは、「下着の中にあるものを大きく見せるように何か詰めろって言われたよ(笑)」とジョークを交えたアドバイスをビニーから受けたことを明かした。(リアルサウンド編集部)