2017年F1カナダGPの金曜、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはフリー走行1=16位/2=7位、ストフェル・バンドーンはフリー走行1=11位/2=19位だった。
FP1終盤、アロンソは、パワーユニットにハイドロリックリークのトラブルが発生したため、コース上でマシンをとめなければならなくなった。大きなコンポーネントの交換は必要なかったということだが、トラブルの対処に時間を要し、アロンソがコースに復帰したのはFP2終了30分前だった。
バンドーンはFP1では順調に作業をこなし、FP2でも予定したフロアの交換を行い、スムーズに走行を重ねていた。しかしセッション終盤にMGU-Hにトラブルが発見され、残り15分の時点で走行を切り上げなければならなくなった。金曜夜の時点でチームは、問題については調査中であると述べている。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ホンダF1プロジェクト総責任者 長谷川祐介
カナダGPの初日は困難な一日になりました。ドライバーふたりともがスムーズに作業をスタートしましたが、FP1の終盤、フェルナンドはハイドロリックの問題によってマシンをとめなければなりませんでした。問題自体は大きなものではありませんでしたが、問題解決のためにフェルナンドがFP2の走行時間の一部を失うことになったのは残念でした。
ストフェルは午前中はほぼ予定どおりに作業をこなしていました。しかしFP2セッション終盤にMGU-Hに問題を発見したため、走行を中止するよう判断を下しました。
タフなスタートになりましたが、明日の予選は気温が上がるものと予想しています。つまり今日とは違うコンディションになると思われ、FP3で皆が一からのスタートということになり得ます。そうであれば、今日の午後は走行時間を失いましたが、セットアップの面でライバルたちに追いつくチャンスが高まると思っています。
FP3の時間をフルに活用して予選に備えます。明日はスムーズなセッションを送れることを願っています。