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インディ第9戦テキサス:キンボールがキャリア初ポール。琢磨は8番手と好位置

2017年06月10日 08:12  AUTOSPORT web

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インディカー参戦7年目で初のポールポジションを獲得したチャーリー・キンボール
テキサス・モータースピードウェイで開催されているインディカー・シリーズ第9戦。9日に行われた予選は、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)が参戦7年目で初のポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、予選8番手となった。

 連戦が続くインディカー。今週の舞台はテキサスにある1.5マイルオーバルでのナイトレースだ。

 2デイ開催の初日となる9日は朝から雨が降りスケジュールが変更。午前中に予定されていたプラクティス走行は13時15分からスタートすることとなった。


 プラクティス走行では、ランキング1位のスコット・ディクソンがひとり223mph台を記録しトップ。2番手にキンボールが入りチップ・ガナッシが1-2。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が3番手。ダブルヘッダーのデトロイトを2連勝で制圧したグラハム・レイホール(RLLR)も4番手と好調のようだ。

 16時15分から予定された予選は、くじで決まった順にアタックし2周の平均速度で争われた。

 最初にアタックしたのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。平均220.318mphを記録する。

 佐藤琢磨は7番手に走行。1周目を221.298mph、2周目を221.617mphとまとめ、この時点でトップに立つ。しかし、10番手に登場したトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)が琢磨のスピードを上回り逆転。

 13番目に登場したディクソンは、プラクティスで出した223mph台には届かなかったものの平均222.516mphを記録しトップに立った。

 インディ500で負傷したセバスチャン・ブルデーの代わりにデイル・コインの18号車をドライブすることとなったトリスタン・ボーティエ。2015年以来のインディカー参戦となったが琢磨を上回るスピードを記録し、16人を終えて3番手に入る。

 ロッシもディクソンに迫るスピードを見せたが上回ることができなかったが、今シーズン不振にあえぐキンボールが速さを見せる。


 18番目に登場したキンボールは、ウォームアップラップから220.399mphと速さを見せ、1周目を222.364mph、2周目は222.747mphとディクソンを0.0083秒上回り平均222.556mphでトップに。

 2013年にウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が記録したレコードタイムを破りトラックレコードを更新したキンボールは、2011年にインディカーデビューして7年目で初のポールポジションを獲得となった。

 チップ・ガナッシ勢は、キンボールがポール、ディクソンが2番手、カナーン4番手、マックス・チルトンも6番手と全員がTOP6で終えた。

 琢磨は最終的に8番手。シボレー勢は苦戦し、9番手のパワーが予選最上位となった。

 テキサス戦はナイトレースのため、17時45分からファイナルプラクティスを30分間実施し、10日の19時45分(日本時間11日9時45分)から決勝レースが行われる。