夫のために夕飯を準備したのに、本人から「ごはんはいらない」と連絡が来たら腹が立つのも無理はない。
ガールズちゃんねるには6月7日、「夫の急な『夕飯いらない』問題」というスレッドが立った。スレ主は結婚1年目の新婚で、夕食を準備して夫の帰りを待っていたが、夫から「夕飯いらない」とLINEが来た。スレ主は、
「すでに作ってあった後。 イライラして仕方ありません。 こんなときどうしたら良いのでしょうか?」
と不満を吐き出した。
「ずっと無視 謝るまでずっと無視」「次の日は旦那の分だけご飯作らない」
スレッドでは、スレ主と同様の経験を持つ人から共感のコメントが書き込まれている。
「あるよねー。基本的に明日にまわすけど、今の時期はちょっと怖いよね……」
「次の日の朝に出す」など穏便な対策を書く人もいるが、「早く言えや!」「買い物に行く手間、料理を作る手間、洗い物をする手間がわからない男は一生コンビニ弁当食ってろ」など、怒りをぶちまける人が多い。中には、
「無視。 ずっと無視 謝るまでずっと無視」
「キレる。 そして次の日は旦那の分だけご飯作らない」
といった行動に出る人もいる。だが妻としてただ手をこまねいているだけではない。罰金制度を採用しているという人物は、6時以降に「夕飯いらない」の連絡をすると、1000円を徴収するという。この方法なら「連絡が遅くなるのは悪いこと」という考えが夫に芽生えていきそうだ。
「いらない」と言った後での「やっぱりいる」はもっと嫌だ
連絡が遅いだけでもひどいと感じるが、連絡が来るだけマシ、という意見もある。
「連絡あるだけまだいいじゃん。うちなんて連絡なしで遅くなった挙句いらない攻撃!何度言ってもかいぜんしないしマジ死ね!」
心配する気持ちも相まって夫の帰宅を待っていたのに、深夜に酔って帰ってこようものなら、相当な怒りを感じるだろう。しかし、連絡が遅いことよりも、
「『夕飯いらない』とか言っていたのに急に夕方になって『やっぱ夕飯いるわ』って連絡来た方がテンション下がる」 「いらないと言ったのに、やっぱりいるからと言われる方が怒る」
など、後から「やっぱりいる」と前言撤回される方が迷惑だ、という人も。
早めに連絡するのは最善だが、仕事をしていると「これから飲みに行こうか」という流れになることがある。「いらない」と連絡されるのは不快としつつも、「私も急に飲み会入る事あるからある程度は仕方ないと思ってる」など、たまには仕方がないと許容する人もいる。
夫からすれば「なぜそんなに怒るのか」と不思議に思うかもしれないが、その理由は家事の分担割合に原因がありそうだ。大和ハウス工業が今年5月に発表した「共働き夫婦の『家事』に関する意識調査」では、家事参加の割合について妻は「妻9:夫1」と回答しており、家事のほとんどを妻が担っている。
その環境で夫から送られる「ごはんいらない」の言葉は、妻を怒らせるには十分な理由だろう。